吟醸、大吟醸酒が代表的です。生酒や本醸造酒にもこのタイプに該当する酒もあります。
華やかな香りと爽やかな味わいを持つこのタイプはまさに食前酒的引用に適しています。日本酒の4つのタイプの中で一番香気成分が強く、華やかな香りが主体となるために和・洋・中を問わず料理を選ぶ傾向にあるタイプです。
比較的相性の良い料理として、このタイプと同様の印象を持つものが挙げられます。軽快な旨味を持つもの、清涼な風味を持つようなもの、素材自体で柔らかな甘味を持つもの、シンプルな味付けのものなどがより好相性です。
また、果実、花様の香りにあわせて、スダチ、ユズ、レモン、ライムなどの柑橘系の果実を添えるような料理、果実そのものを使用した料理などとも風味の接点を得ることが出来ます。
相性の良い料理の例
香りを楽しみたいタイプなので、肉類より魚介類の素材の持ち味を活かした料理に合います。
【洋風料理】
白身魚のムース、帆立貝のワイン煮、魚介類のグラタン、クリームシチュー、アボガドと海老のサラダ、ホワイトアスパラガスのボイル、ラタトゥイユ
【和風料理】
スズキの塩焼き、鮎の塩焼き、山菜の天ぷら、平目の昆布締め、アナゴの塩焼き、ハモの湯引き梅肉あえ、白身魚薄造りポン酢、ハマグリの酒蒸し木の芽添え
【中華料理】
カニ爪の揚げ物、八宝菜、春巻き、帆立貝とブロッコリーの炒め物、冬瓜カニあんかけ、蒸し鶏の冷製
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