アイダーダックは希少価値が高い羽毛素材
高級羽毛布団の中綿に使われるアイダーダックと呼ばれる羽毛素材をご存じでしょうか。
アイダーダックの羽毛を使った羽毛布団は知る人ぞ知る、希少価値の高い高級羽毛布団です。
その価格は数十万から数百万円するものもあり、年間の採取料がきわめて少ないため、希少価値が非常に高いのです。
もちろん保温力や軽さは他の羽毛を凌ぐものの、その機能以上に希少価値が高いことが値段に反映されている素材といっても良いでしょう。
アイダーダックの羽毛は誰でも採取できるわけではなく、許可を受けた一部のアイダーファーマーだけが、ある条件の元採取ができるにすぎません。
その採取量は世界で年間約3,000kgといわれていますから、羽毛布団1枚に1kgの羽毛が使われているとして、年間3,000枚しか世界に流通していないことになります。
アイダーダックはアイスランドと呼ばれる地域に生息していますが、アイスランドは北緯60度以上の地域に位置し、その国土の一部は北極圏に属していますから、非常に極寒で厳しい環境であることがわかります。
さらにアイダーダックはそんな極寒のアイスランドの、さらに最北端の海岸線に生息しているため、相当保温力の高い羽根でなければ生きていけません。
アイダーダックの羽毛は母鳥が卵を産む際、自らの毛を自分で採取し、その羽毛を使って巣をつくります。
巣に使われるアイダーダック羽毛は、卵が孵化して巣立った後に採取されるわけですが、体も羽根も成熟した母鳥の羽毛を採取するため、アイダーダックに当たり外れはないことがわかります。
アイダーダックの羽毛布団は日本ではそれほど流通していませんが、良いものを長く使うという文化のあるヨーロッパで特に重宝され、何代にも渡って使われます。
余談ですが、かの歴代のローマ法王もアイダーダックの羽毛布団を使っていたようです。
アイダーダックは絡み合う特徴をもっているため、かさ高、ダウンパワーこそ高いわけではありませんが、その保温力と軽さは他を圧倒します。
まるで空気をまとっているような寝心地を味わうことができるはずです。
もちろん通気性も良いので、冬はぽかぽか、夏でも蒸れずに快適な寝心地を提供してくれます。
まさに世界中が認める究極の寝具であり、キング・オブ・ダウンともいうべき存在なのです。
アイダーダックダウン羽毛布団
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