ボーラー(アントワーヌ) Bohrer, Antoine
生没年 | 1783-1852 | 国 | |
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辞書順 | 「ホ」 | NML作曲家番号 | 445438 |
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アントワーヌ・ボーラー(1783-1852)&
マックス・ボーラー(1785-1867):
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲集 [フリーデマン・アイヒホルン(ヴァイオリン)/アレクサンダー・ヒュルスホフ(チェロ)/ニコラ・パスケ(指揮)/イェナ・フィルハーモニー管弦楽団]BOHRER, A. and M.: Grande symphonie militaire / Violin and Cello Concertos (Eichhorn, Hülshoff, Jena Philharmonic, Pasquet)
発売日:2024年02月23日 NMLアルバム番号:8.574048
CD価格:1,900円(税込)
マンハイム宮廷のトランペット奏者を務めるとともにコントラバスの名手としても知られたカスパール・ボーラーを父に持つ、アントワーヌとマックス。兄アントワーヌはクロイツァーにヴァイオリンを学び、後にミュンヘン宮廷管弦楽団で演奏、パガニーニから「24のカプリース」の中の1曲を献呈されるほどの名手であり、同時にダンツィらから作曲も学びました。弟マックスはチェリストとして活躍、同じくミュンヘンの宮廷管弦楽団に加わりましたが、兄ほどの名声を得ることはなかったようです。 彼らは共同でいくつかの作品を作曲し「大軍隊交響曲」を含む傑作を生み出しました。これらの作品は大胆な技巧と印象的なテーマを特徴としています。 アントワーヌのヴァイオリン協奏曲ホ短調は、パガニーニを思わせる高度な技術を必要とする作品。マックスのチェロ協奏曲第1番はバイエルン王に献呈された曲。フルート、オーボエ2本、ファゴット2本、 2本のホルンとティンパニ、弦楽器という小さな編成の管弦楽伴奏を持ち、ダブル・ストップが多用されるなど、19世紀初頭にチェロの演奏技法がどれほど急速に進化したかがうかがえます。 ドイツのヴァイオリニスト、フリーデマン・アイヒホルンと、同じくドイツ出身のチェリスト、アレクサンダー・ヒュルスホフが知られざる作品の魅力を紹介します。