ケルル(ヨハン・カスパール) Kerll, Johann Caspar

生没年 1627-1693 ドイツ
辞書順 NML作曲家番号 27401
  • 商品番号:CD-16326

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    発売日:2021年11月12日

    CD価格:2,475円(税込)

    17世紀から殆ど手が加えられていない貴重なオルガンが、
    17世紀オリジナルのガンバと交わす妙音
    指板やボディの構造の違いから、ヴァイオリン属のヴィオラやチェロとは微妙に違う、鼻にかかったような美しい音を奏でる弓奏弦楽器ヴィオラ・ダ・ガンバ。 倍音豊かなその音色が、こもりすぎず響きすぎない短めの残響の教会堂に設置された歴史的オルガンと相性の良いデュオを聴かせるこのアルバムのテーマは「宇宙の音楽」。天文学にも通じた博覧強記の学者アタナシウス・キルヒャー(1602-1680)の著名からタイトルを取り、キルヒャーが生きた17世紀のドイツ語圏に花開いた弦楽芸術の粋を示す重要作品を中心に、オルガン独奏曲の傑作を交えた厳選選曲を、ほぼ当時の姿のまま今に残るガンバとオルガンでお送りします。 既に当時はドイツ語圏でもヴァイオリンが新たな器楽作法の中軸を担う存在になりつつあり、本盤にもシュメルツァーやアルベルティーニ、ビーバーといった名演奏家≒作曲家たちによるヴァイオリン音楽が多数選ばれていますが、ここでは17世紀当時ないし奏者自身による編曲を通じてガンバの響きに置き換えられており、原作を知る人にも新鮮な感覚で味わえる演奏となっています。 ガンバ奏者テペルマンは世界的に知られた古楽器演奏の2拠点ロンドンとケルンで学んだミュンヘン出身の俊才で、本盤では弦楽器の里フュッセンからウィーンに移り住んだ17世紀の名工ケークルによる響きの良いオリジナル楽器を使用。 対するオルガンも1662年建造時からほぼ手が加えられていないオーストリアの一段鍵盤楽器。こちらも同じくミュンヘン出身で近年ますます多忙になりつつある新世代奏者ニートハンマーの的確な音使いにより、残響にぼかされない美音がガンバの味わいと好適な調和とコントラストを描き出します。

  • 商品番号:RIC407

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    「トッカータ」
    16-17世紀ヨーロッパ各地のトッカータ
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    [アンドレア・ブッカレッラ]

    Harpsichord Recital: Buccarella, Andrea - BACH, J.S. / BÖHM, G. / BUXTEHUDE, D./ HANDEL, G.F. / MATTHESON, J. / TELEMANN, G.P (Toccata)

    発売日:2019年10月18日 NMLアルバム番号:RIC407

    CD価格:2,475円(税込)

    4種のチェンバロを弾き分け、「トッカータ」の発展を巡る好企画!1987年に生まれシスティーナ礼拝堂聖歌隊を経て、サンタ・チェリーリア音楽院でオルガン、作曲、通奏低音のデュプロマを取得したブッカレッラ。彼が代表を務める古楽合奏団アプコルディス・アンサンブルは、Deutsche Harmonia Mundiより2枚のアルバムをリリースしています。2018年のブルージュ古楽コンクールでは独奏者として優勝。このアルバムはその記念となる、彼のソロ第一弾です。 オルガン奏者として重点的に研鑽を積んできたブッカレッラだけに、生前オルガン奏者として活躍していた作曲家の作品が多い選曲も示唆的。歴史的奏法にさらに説得力が増すチェンバロ解釈に関心が深まります。主に教会のオルガンで、演奏を始める前の指ならしが発祥とされる「トッカータ」。即興的技巧的な鍵盤作品として作曲され始めたのが16世紀中ごろの北イタリアで、まさにそのただ中にいたと思われるメールロの作品で幕を開けます。 様々な国で特徴的な発展を遂げたトッカータ、ここでは有名無名の作曲家たちの手によるその過程を確認出来るのがたいへん興味深いところ。最後は、一世紀以上後にそれを仕上げたと言っても過言ではない、大バッハによる作品で締めくくられます。

  • 商品番号:A113

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    「17世紀の酔狂者」
    ハプスブルク宮のヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ
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    [ジランドーレ・アルモニケ]

    Chamber Music (Baroque) - ALBERTINI, I. / BIBER, H.I.F. von / PANDOLFI MEALLI, G.A. / SCHMELZER, J.H. (Extravagantes seicento) (Girandole Armoniche)

    発売日:2019年02月13日 NMLアルバム番号:A113

    CD価格:1,425円(税込)

    2013年にオーストリアで行われたH.I.F.ビーバー国際コンクールにおいて、日本出身のヴァイオリニスト鷲見明香と共にロマヌス・ヴァイヒライン賞を受賞したアンサンブル、ジランドーレ・アルモニケによる初CD。コンクールでの演奏された5曲(トラック1、2、5、6、12)を中心に、バロック期のイタリアとオーストリアで書かれた弦楽器のための作品を、沸き立つような若々しい感性で聴かせてくれます。 バロックの本分とも言える「逸脱」を変則調弦などの書法で体現した弦楽芸術の数々が、イタリアの古楽器奏者たちの鮮烈な感性でどう料理されるのか聴きどころです。

  • 商品番号:OC018

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    発売日:2018年03月16日

    CD 6枚組価格:4,800円(税込、送料無料)

    このアルバムにおける「南ドイツ」というのは、ドイツ語圏の南部、オーストリアとスイスの一部からポーランド、ボヘミア、トランシルバニアの東ヨーロッパ地域の一部までを含む、広範囲を指します。この6枚組のBOXには、16世紀から17世紀にかけてこの地で活躍した作曲家たちのオルガン作品と、1460-70年頃に成立した作品集「ブクスハイムのオルガン曲集」(バイエルン州のブクスハイム修道院に伝えられてきた256曲からなる曲集。作曲家名のほとんどは不詳)を収録。南ドイツのオルガン音楽の伝統を辿る貴重なBOXです。 演奏しているケレメンは1986年以来、この地方の教会音楽を研究し、演奏活動にも熱心に取り組んでおり、このBOXは長年の研究の成果とも言えるものです。