パーゼ(エルセ・マリー) Pade, Else Marie
生没年 | 1924- | 国 | デンマーク |
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辞書順 | 「ハ」 | NML作曲家番号 | 19549 |
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エルセ・マリー・パーゼ(1924-2016):
The Orchestral Album
オーケストラ・アルバム [クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)/ミヒャエル・フランク・メラー(トランペット)/ヨアヒム・グスタフソン(指揮)/マルメ歌劇場管弦楽団]PADE, E.M.: Etude / Parametre / 7 Pièces en couleurs / Trumpet Concerto (The Orchestral Album) (Åstrand, Møller, Malmö Opera Orchestra, Gustafsson)
発売日:2022年12月16日 NMLアルバム番号:8.226719
CD価格:2,250円(税込)
デンマーク初の女性電子音楽家と言われるエルセ・マリー・パーゼ。ピエール・シェフェールやカールハインツ・シュットックハウゼンらと共同制作を行い、優れた作品を世に送り出していた彼女ですが、2016年1月18日にこの世を去りました。 このアルバムでは、これまでほとんど知られることのなかった「オーケストラ作品の作曲家」としてのパーゼの一面が紹介されています。彼女の代表作「エチュード」と同名のヴァイオリン協奏曲はリゲティを思わせる曲調による4つの部分からなる作品。各々の部分にはニールセンの交響曲第2番「4つの気質」にちなんだタイトルが付されています。 弦楽オーケストラのための「パラメーター」は3つの楽章で構成され、グリッサンドを多用するバルトークを思わせる音楽。「色についての7つの作品」は、一人の作曲家の作品とは思えないほど多彩な作風による小品の集まり。7つの音列が使用されており、これは1958年に書かれた電子音楽のための作品「セブンサークル」と共通するものです。 そして、恐らく彼女の最初の管弦楽作品と推測されるトランペット協奏曲は、特殊奏法による様々な音色が必要で、12音技法で書かれながらも、時にはジャズ風な雰囲気を感じさせるユーモラスな曲調をもっています。
収録作曲家:
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EMP RMX 333
エルセ・マリー・パーゼへのトリビュート [パーデ/リデル/エステルゴー/ディッカー/フォーゲル/オレセン]PADE, E.M.: Etude (EMP RMX 333 - A Tribute to Else Marie Pade) (Pade, Lidell, Østergaard, Ryberg, Vogel, Olesen)
発売日:2017年04月28日 NMLアルバム番号:8.226593
CD価格:2,325円(税込)
デンマーク初の女性電子音楽家と言われるエルセ・マリー・パーゼ。ピエール・シェフェールやカールハインツ・シュットックハウゼンらと共同制作を行い、優れた作品を世に送り出していた彼女ですが、2016年1月18日に惜しまれつつこの世を去ってしまいました。 このアルバムは彼女の功績を称え、11人のアーティストたちが代表作「エチュード」をリミックスした音を1枚のアルバムにまとめたもの。全ての曲はそれぞれ333秒と一定に保たれていますが、出来上がった音は多様であるのが面白いところです。