Reusner(Esaias) Reusner, Esaias
生没年 | 1636-1679 | 国 | |
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辞書順 | 「ロ」 | NML作曲家番号 | 18854 |
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ロイスナー(1636-1679):
リュートのための組曲集
~『リュートの楽しみ Delitiae testudinis』(1667)より [ウィリアム・カーター]REUSNER, E.: Delitiae testudinis Suites Nos. 6, 9, 11, 13 / Pieces in F Major / Wir glauben all an einen Gott (W. Carter)
発売日:2022年05月27日 NMLアルバム番号:CKD679
CD価格:2,475円(税込)
フローベルガーの同時代人が残した重要なリュート組曲の数々を、名手の妙技とともにリュートという撥弦楽器が、王侯貴族や知識人たちのための最も高貴な楽器としての地位をいまだ保っていた17世紀の半ば頃。ロイスナーは当時ハプスブルク家の所領だったシュレジエン地方(現ポーランド領)で生まれ、広く各地を旅して演奏家としての名声を築き、後年はベルリンに宮廷をかまえていたブランデンブルク選帝侯の音楽家となり、齢43で亡くなるまでかの地で活躍を続けました。その作品は同時代を生きた鍵盤奏者フローベルガーと同じように、フランス様式の舞曲のリズムを明確に取り込みながらドイツ音楽特有の奥深さにも貫かれており、聴き深めるに足る味わいに満ちています。 フロリダ出身で英国古楽界に軸足を置く名手ウィリアム・カーターは、彼が特に惹かれるというロイスナー最初の曲集『リュートの楽しみ』(1667)に着目。この作曲家が生きていた頃にも存在した16世紀末の銘器をモデルとする楽器を用い、端正な演奏で作品の妙味をじっくり引き出してゆきます。 LINNならではのバランスの良い自然派録音も、リュートの音色に耳を傾ける喜びを伝えてくれます。
収録作曲家: