ハービソン(ジョン) Harbison, John
生没年 | 1938- | 国 | アメリカ |
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辞書順 | 「ハ」 | NML作曲家番号 | 18395 |
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ハービソン(1938-):
ピアノ作品集 [ジン・セヒ(ピアノ)]HARBISON, J.: Piano Works - Nocturne / Gatsby Etudes / 4 More Occasional Pieces / Leonard Stein Anagrams / Piano Sonata No. 1 (Se-Hee Jin)
発売日:2023年09月22日 NMLアルバム番号:8.559918
CD価格:1,900円(税込)
1987年にピューリッツァー賞を受賞した作曲家ジョン・ハービソン。オペラや合唱作品を含む300作以上を発表、その中にはジェームズ・レヴァインのメトロポリタン歌劇場音楽監督就任25周年を記念しての委嘱作《The Great Gatsby 華麗なるギャツビー》が含まれるなど、アメリカの主要な音楽機関から多くの委嘱を受けています。 このアルバムには世界初録音を含む、1980年代から現在までのピアノ曲を収録。瞑想的な「夜想曲」、前述の《華麗なるギャツビー》から素材を転用した技巧的な「ギャツビー・エチュード」、彼に関連する人々のために書かれた「4つのモア・オケージョナル・ピース」、南カリフォルニア大学の「アーノルド・ショーンバーグ研究所」の音楽監督を務め2004年にこの世を去ったレナード・ステインの遺稿を元にした「レナード・ステイン・アナグラムス」。そして名ピアニスト、アーシュラ・オッペンス、ロバート・シャノン、アダン・フェインバーグのために書かれた「ピアノ・ソナタ第1番」を聴くことができます。 ピアノを演奏するジン・セヒはタングルウッドでハービソンに会って以来、彼の作品に魅せられ、その作品を探求しています。
収録作曲家:
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バッハ&ビヨンド Part3
Bach & Beyond Part 3 [ジェニファー・コー(ヴァイオリン)]Violin Recital: Koh, Jennifer - BACH, J.S. / HARBISON, J. / BERIO, L. (Bach and Beyond, Part III)
発売日:2021年04月30日 NMLアルバム番号:CDR90000-199
CD 2枚組価格:2,025円(税込)
「風変わりで素晴らしいアイデアを持った名手」(サンフランシスコ・クロニクル)と評されたアメリカのヴァイオリニスト、ジェニファー・コーによる「バッハ&ビヨンド バッハとそれを超えて」のシリーズ第3弾。 「偉大なるバッハ作品とバッハ作品からインスパイアされた現代曲を組み合わせる」というコンセプトに基づいたこのシリーズ、前作までにイザイ、サーリアホ、マッツォーリ、バルトークの作品が登場しましたが、今作ではバッハ作品とともに、ベリオの「セクエンツァ VIII」と、ピューリッツァー賞受賞作曲家ハービソンがコーのために作曲した「無伴奏ヴァイオリンのために」が演奏され、シリーズ最後となるアルバムを華麗に彩っています。
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モーツァルト、ベートーヴェンと
ハービソン(1938-):
作品集 [デイヴィッド・デヴォー(ピアノ)/ボロメオ弦楽四重奏団 ジェシカ・ボドナー(ヴィオラ)/トーマス・ヴァン・ディック(コントラバス)]MOZART, W.A.: Piano Concerto No. 14 / Fantasia, K. 396 / BEETHOVEN, L. van: Piano Concerto No. 4 (Deveau, Borromeo String Quartet)
発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:Steinway30099
CD価格:2,250円(税込)
マサチューセッツ出身のベテラン・ピアニスト、デイヴィッド・デボー。1988年以来マサチューセッツ工科大学の音楽プログラムで教鞭を取っており、数多くの才能あるピアニストを指導しています。 ユニークなアルバムをリリースすることで知られるデボー、ここでもモーツァルトとベートーヴェンとアメリカの現代作曲家ハービソンを結びつけるという試みを行っています。ハービソンはデボーと同じくマサチューセッツ工科大学で教えており、デボーとは親しい友人。デボーはモーツァルトとベートーヴェンの2つのピアノ協奏曲の室内楽版を演奏し、ベートーヴェンのカデンツァはハービソンのものを使うことで、古典と現代をうまく結びつけています。ハービソンのオリジナルである「アニヴァーサリー・ワルツ」の幽玄な美しさにも耳を奪われます。
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ハービソン(1938-):
レクイエム [ジェシカ・リヴェラ/ミヒャエラ・マルテンス/ニコラス・パン/ケリー・マークグラフ/ジアンカルロ・ゲレーロナシュヴィル交響楽団&合唱団]HARBISON, J.: Requiem (Rivera, Martens, Phan, Markgraf, Nashville Symphony Chorus and Orchestra, Guerrero)
発売日:2018年10月31日 NMLアルバム番号:8.559841
CD価格:1,900円(税込)
1987年にピューリッツァー賞を受賞し、世界的知名度を獲得したアメリカの作曲家ジョン・ハービソン。独特の芸術的信条を持つことで知られ、これまでにも「ヨハネ・パウロ二世即位25周年を記念する和解のコンサート」の作品を委嘱されるなど、宗教音楽の分野でも素晴らしい作品を書いています。 この「レクイエム」は2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件の直後に着手され、翌年3月に完成しています。ただし、構想自体は早い時期から抱いていたといい、彼自身の様々な体験や音楽的モティーフが取り入れられた多角的な作品として成立しています。オーケストラ、合唱だけでなく、ソロ歌手のパートにも重要な役割が置かれ、全てが混然一体となった爆発的なエネルギーを持つ問題作です。
収録作曲家:
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ラッグルズ/スタッキー/ハービソン:
アメリカ現代管弦楽作品集 [ナショナル・オーケストラ・インスティトゥート・フィルハーモニック/ミラー]Orchestral Music - RUGGLES, C. / STUCKY, S. / HARBISON, J. (National Orchestral Institute Philharmonic, D.A. Miller)
発売日:2018年06月27日 NMLアルバム番号:8.559836
CD価格:1,900円(税込)
毎年6月にメリーランド大学で開催するコンサートのために、世界中から厳しいオーディションを経て集められた音楽家たちのアンサンブル「ナショナル・オーケストラ・インスティトゥート・フィルハーモニック」。これまでにNAXOSからは2015年の演奏(8.559782)と2016年の演奏(8.559822)がリリースされており、こちらが2017年の3枚目のアルバムとなります。 今回の演奏会で選ばれたのは、近現代アメリカを代表する3人の作曲家の作品。なかでもラッグルズは生涯に完成させた作品が10曲という寡作な人で、この演奏はとても貴重です。15分ほどの凝縮された時間の中に、膨大な音符が書き込まれた複雑な総譜は、演奏困難ですが、このオーケストラは完璧な音を作り上げています。 スタッキーの協奏曲は、作曲家とロサンゼルス・フィルとの緊密な関係から生まれた作品。音によるアナグラムなど様々な仕掛けが施されています。ハービソンの交響曲はシアトル交響楽団の委嘱作。ジャズ風のテイストも備えた作品です。
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ジェニファー・コー(ヴァイオリン)
Bach & Beyond[5枚組 BOX] [ジェニファー・コー(ヴァイオリン)]発売日:2021年11月26日
CD 5枚組価格:3,600円(税込、送料無料)
2011年に開始された、J.S.バッハから21世紀の作品までを均等に扱うことで音楽史を俯瞰するというジェニファー・コーの画期的なプロジェクト“Bach & Beyond”。今回、第1集から第3集までの全てをBOXに収録いたしました。 コーはバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全6曲の間に、時には世界初録音を含む現代作曲家たちのさまざまな作品を挟み込み、バッハ作品が与えた影響を追求していきます。全ては無伴奏作品であり、コーは恐ろしいまでの集中力を持って全ての曲に真摯に向き合い生命を吹き込みます。
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ガーシュウィン(1898-1937):
ピアノ協奏曲 ヘ調
タワー(1938-):セコイア
ピストン(1894-1976):交響曲 第5番
ハービソン(1938-):ギャツビーを思い出して [ケヴィン・コール(ピアノ)/デイヴィッド・アラン・ミラー(指揮)/ナショナル・オーケストラ・インスティテュート・フィルハーモニック]GERSHWIN, G.: Piano Concerto / TOWER, J. / PISTON, W. / HARBISON, J.: Orchestral Works (Cole, National Orchestral Institute Philharmonic, D.A. Miller)
発売日:2020年11月13日 NMLアルバム番号:8.559875
CD価格:1,900円(税込)
近代アメリカを象徴する4つの作品を集めたアルバム。 「ラプソディ・イン・ブルー」で大成功を収めたガーシュウィンが、次に手掛けた本格的なピアノ協奏曲は、ジャズ・バンドの伴奏ではなくフル・オーケストラを用いたもの。ガーシュウィンはオーケストレーションを学ぶために理論書を読み、自費で楽員を集め試演まで行ったという力のいれようでした。このアルバムでは、作曲家自身の記譜に拠る新しい校訂版が用いられており、ガーシュウィンの最初の構想が反映されています。 他に収録されているのは、ハービソンのダンス音楽「ギャツビーを思い出して」、そそり立つ大木を描いたタワーの「セコイア」、20世紀アメリカ音楽の発展に寄与したピストンの古典的な作風による「交響曲第5番」。 年に1回、オーディションでメンバーが選定される有望な若手たちによるナショナル・オーケストラ・インスティテュート・フィルハーモニックの見事な演奏でお楽しみください。
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3つのアメリカのヴァイオリン・ソナタ
シェーンフィールド/スタッキー/ハービソン/バーンスタイン [チョーリャン・リン (ヴァイオリン)/ジョン・キムラ・パーカー (ピアノ)]Violin Sonatas (American) - SCHOENFELD, P. / STUCKY, S. / HARBISON, J. (Three American Sonatas) (Cho-Liang Lin, J.K. Parker)
発売日:2020年05月29日 NMLアルバム番号:8.559888
CD価格:1,900円(税込)
このアルバムに収録された3つのヴァイオリン・ソナタは、全てヴァイオリニスト、チョーリャン・リンがそれぞれの作曲家に作曲を依頼し、彼自身と、今回伴奏を務めるジョン・キムラ・パーカーが初演を行いました。 2008年に書かれたシェーンフィールドのソナタは、特徴的なタイトルを持つ4つの楽章で構成された作品。デヴィッド・マークソンの小説「Vanishing Point=消失点」からインスパイアされたという、どこかで聴いたことがあるような旋律がコラージュされた第1楽章から、ヘブライ語の研究者でもある作曲家の特質が表れた、ユダヤの踊りの音楽「Freilach」と題された終楽章まで変幻自在な曲想に彩られています。 スタッキーのソナタは、ドビュッシーのソナタから影響を受けたといい、即興的かつ幻想的な雰囲気を湛えた作品。ソナタの形式を気に入っているというハービソンの作品は、各楽章とも明確なタイトルを持つものの、内容は象徴的で、聴き手の想像を刺激します。 最後に置かれたバーンスタインの「アーロンのためのカノン」はコープランドの70歳の誕生日を祝した作品。“クレージー・モダン・ミュージック=正気ではない現代音楽”とバーンスタインが称したという短い曲です。