マイヤール(ルネ) Maillard, Rene
生没年 | 1931- | 国 | |
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辞書順 | 「マ」 | NML作曲家番号 | 132463 |
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マイヤール(1931-):
ヒロシマの生き残り他 [ジュフロワ/ロイヤル・フィル]MAILLARD, R.: Surviving after Hiroshima / Concerto Grosso / Concerto da Camera No. 2 (Jouffroy, Royal Philharmonic, Dervis-Bournias)
■声楽曲 ■合唱曲
発売日:2011年08月17日 NMLアルバム番号:8.572623
CD価格:1,900円(税込)
戦いは終わったかもしれない。しかし、この曲を静かに聴ける日が果たして来るのだろうか?フランスの作曲家、マイヤールの3つの作品です。彼は1955年にローマ賞を受賞、フランスの先進的な作曲家として幅広く活躍しています。1957年には芸術監督としてフランスEMIに入社、そこでサンソン・フランソワやポール・トゥルトリエなど偉大な演奏家と接するも、どうしてもその仕事が性に合わず辞職。その後は製薬研究所で働きますが、音楽の夢捨てがたく、結局作曲家として生きることを決意したのでした。このアルバムの中で、やはり聴いてほしいのは「ヒロシマの生き残り」でしょう。実在の人物「ハマ・キョウコ」の話を元にしたカンタータとでも言うべき作品で、彼女は大阪の戦禍を避け、広島に避難していた時に原爆被害を受けてしまいます。悲惨な情景が目の前に浮かぶでしょう。しかし、副題が示す通り、これは「希望、命への讃歌」であり、決して悲惨さばかりを強調したものではありません。生きてさえいれば、きっと希望に巡りあう日が来るのですから。
収録作曲家: