MDR KLASSIK
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リスト(1811-1886):
交響詩集 [準・メルクル指揮/ライプツィヒMDR交響楽団]LISZT, F.: Symphonic Poems - Les Preludes / Prometheus / Hamlet / Die Ideale (Leipzig MDR Symphony, Markl)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年02月20日
CD価格:1,824円(税込)
作曲家、思想家としてのフランツ・リスト(1811-1886)は、19世紀の音楽の発展に決定的な影響を及ぼし、多くの新しい扉を開きました。彼は豊かな想像力で、音楽に表現を与えることを可能とした新しい形式を作成し、これを「交響詩」と名付けたのです。交響曲やソナタなどの決まった形式に囚われず、音楽で描く一つの物語は、ベルリオーズの幻想交響曲に端を発したと思われるロマン派を特徴付ける管弦楽曲の形態です。 このアルバムでは、そんなリストの4つの交響詩を聴くことができます。「人生は死への前奏曲である」というラマルティーヌの発想に基づく「前奏曲」、古典の英雄である「プロメテウス」、シェークスピアによる「ハムレット」そしてシラーの詩に基づく「理想」。これらは全てリストの価値観と音楽性が表出された意欲作ですが、「前奏曲」以外はあまり演奏されることがありません。そんな“秘曲”を準・メルクルが鮮やかに演奏、知られざるリストの姿を見事に浮かび上がらせています。
収録作曲家:
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メンデルスゾーン(1809-1847):
付随音楽「アンティゴーネ」Op.55
(ソフォクレスの劇のための) [ライプツィヒMDR 放送合唱団/ライプツィヒMDR 交響楽団/準・メルクル指揮]MENDELSSOHN, F.: Antigone (Markl)
■声楽曲
発売日:2012年10月24日
CD価格:1,824円(税込)
こちらはギリシャ三大悲劇詩人の一人であるソフォクレスが紀元前442年頃に書いた悲劇です。メンデルスゾーン(1809-1847)はこの物語をクリスチャン・ドナーの翻訳台本で読み、友人の歴史家ドロイゼンに熱烈なる感想を書き送っています。「コロノスのオイディプス」の後のエピソードであり、王位をめぐって相打ちとなった兄たちを悼むオイディプスの娘アンティゴーネと、空席となった王位についた、アンティゴネの叔父であるクレオンの確執を描きます。国家の威信を問るのか、それとも肉親の情をとるのか・・・クレオンの出した答えはアンティゴーネを赦すものでしたが、時すでに遅く、アンティゴーネは自らの命を絶つという物語です。メンデルスゾーンはこの物語を序奏と7曲の男声合唱で描き出しました。緊迫するドラマが涙を誘います。
収録作曲家: