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ワインに合う
干し鱈のサラダ ~サラダ・デ・バカリャウ・コン・バタータ~
ポルトガルでは復活祭やクリスマスには、塩漬けの干し鱈料理が欠かせません。サラダ・デ・バカリャウ・コン・バタータ(じゃがいも入り干し鱈サラダ)もその代表的な料理の一つです。
シンプルで干し鱈の旨味がたっぷり、見た目も味もポルトガル料理そのものです。塩漬けの干し鱈を使う場合は、何時間も(ものによっては何日も)水に漬けて塩抜きをするところから始まります。でも、缶詰の干し鱈なら缶から出して加えるだけ。
この料理を食べると、日本にいてもポルトガルのテーブルを囲んでいるような気さえしてきます。懐かしくて素朴な、いつまでも食べ続けられるような優しい味です。
材料(4人分)
干し鱈の缶詰 | 1缶(バカリャウ(タラ)のEXVオリーブ油漬け120g) |
---|---|
じゃがいも | 3個(約350g) |
玉ねぎ | 1/2個(約100g) |
赤パプリカ | 1/2個 |
にんにく | 1かけ |
ゆで卵 | 1個 |
黒オリーブ | 適量 |
パセリ | 少々 |
オリーブオイル | 大さじ1と1/2 |
塩 | 少々 | こしょう | 少々 |
作り方
- じゃがいもは皮をむき一口大に切って水に5分さらす。鍋に入れて水と塩少々を加え煮くずれしない程度にやわらかくなるまでゆでる。
- 玉ねぎは薄切りにする。赤パプリカは4cm長さの5mm幅くらいに切る。にんにくはみじん切りにする。ゆで卵は輪切りにする。
- フライパンにオリーブオイルと玉ねぎとにんにくを入れて火にかけ焦がさないように炒める。玉ねぎがやわらかくなったら赤パプリカを加えて2分ほど炒める。
- 火を止めて、フライパンにじゃがいもとタラ(ざっとほぐす)を加えて混ぜる。塩とこしょうで味付けする。
- 器に盛り付けてゆで卵と黒オリーブをのせパセリをちぎってかける。缶詰に残ったオイルを好きなだけかける。
*「サラダ」と言っても、ポテトサラダのように冷やして食べるものではなく、また熱々でもありません。常温でお召し上がりください。
レシピ提供者:丹田いづみ (Tanda Izumi)さん
【プロフィール】
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。