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コラム
TAKAのボルドー便り


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30.ワイン祭り

今日はボルドーでは恒例となったワイン祭りの様子をお知らせします。
何時の頃からかヴィネスポのない年に行われるようになり、年々盛大になりつつあります。今年はカンコンス広場と呼ばれているヨーロッパ最大の広場として知られている場所にたくさんのスタンドがたちました。私の住んでいるところからすぐ近くです。


まず10ユーロ(約1400円)でテースティングチケットを購入します。
これは各ワイン地域のワインを一杯ずつ試飲できるようになっています。全部で11枚ですから11杯のワインが楽しめるというわけです。さらに今年のワイン祭りのモチーフをエッチングしたワイングラスとこれの携帯用サック、そして3ユーロと値段が書いてある2000年ヴィンテージのガイドブックが付属してきます。

  

ガロンヌ河側の入り口からみた会場の様子。両サイドの白いテントが各ワイン地域のスタンドです。中央の塔はこの広場で有名なジロンド塔です。
ワインとはなんの関係もないのですが、20年前に初めてボルドーを訪れた時にはこの塔がボルドーワインの象徴に思えたものでした。

スタンドのひとつであるオーメドック。
ピションがあるかな?、ラスカスがあるかな?などと胸を高鳴らせてはいけません。
聴いたこともないシャトーとの新鮮な出合いを楽しむのです。
こちらはサンテミリオン、ポムロールのスタンド。
今年面倒をみた醸造学部の学生がサーヴィスをしていました。

会場内に設置されているオアシス。実はこれ、グラスの洗浄のためのものです。
 
見知らぬ人同士で情報を交換しています。何かとても楽しそう。

ワインの博物館も併設されていて、入ってすぐに目を惹いたのはこれ。
ブドウの葉のコレクション。知らない品種がいっぱい!

定番の展示品や一年間のブドウの世話をイラストで説明していたりといろいろです。

夜9時を過ぎてもまだ明るい。
盛り上がる野外演奏に合わせてみんな飲むピッチも速め?飲むだけでなく食べるほうも凄い!広場中央に設置されたテーブルでみんなが持ち寄って食事をしています。
 

こちらはある樽会社の樽作りの実演。
 

これは火入れをしているところ。

さて、ここはコーディエのスタンドの中。
 

なにげなくテーブル上のワインをみるとラ、ラフィットがある!ム、ムートンもあるヨ!
一体どうしたのかと思ったら写真中央の御仁はボルドー市長のアラン・ジュペ氏なのです。ウーン、これでいいのか!
みんなと同様、ちゃんとグラスのサックも首からぶらさげているのに、飲んでいるワインは一般市民とは違うもののようです。
こちらは仕方なくコーディエのジェネリック・ワインを飲んで我慢です。酔った勢いで「僕がTakaです」と言いたかったのですが・・・。実は私のアカデミー・アモリムからのグラン・プリ受賞の時に彼から祝辞を賜っているのです。関係ないか・・・。

だんだん夕闇も迫ってきて、そろそろディスコ化しそうな気配なので退散することにしました。

如何でしたか?ボルドーのワイン祭り。
ヴィネスポとは違い、本当の意味での一般市民の為のワインのお祭りです。
こんなに熱狂するところがやはりボルドー・ワインの品質を見えないところで支えているのでしょうか?
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