お祭り衣装の定番アイテム 脚絆 について解説していきます。 ちなみに、「きゃはん」って読みます。 上の写真のように脛(すね)の周りに巻いている布が「脚絆」です。 脚絆にもいろいろ種類があるのですが、こちらのページではお祭りでよく使われる、 江戸脚絆 について解説しています。 江戸脚絆は上部は紐で巻いて、下部はコハゼで留めるのが特徴の日本の伝統的な脚絆になります。 軍隊や消防が使っている西洋脚絆とは異なりますのでご注意くださいね。 > 江戸脚絆の購入はこちら お祭りにおける脚絆の使い方や巻き方について動画で解説していますので、まずはご覧ください。
それでは、脚絆の着方について解説していきましょう。 まず注意してほしいのが、脚絆には【右用】と【左用】があるということです!! 左右逆に付けてしまうと、上手く付けられませんよ〜。 右脚に付ける脚絆は「こはぜ」と呼ばれる金具が脚絆の裏から見て右側にくる方です。 逆に、左脚に付ける脚絆は「こはぜ」が裏から見て左側にきます。 (1)まず地下足袋や草鞋掛け足袋を履きます。 > 草鞋掛け足袋の使い方はこちら 地下足袋を履いて脚絆を付ける場合は、長いタイプの地下足袋ではなく、短いタイプの地下足袋を履いてください。 (2)脚絆を脛(すね)の周りに巻きます。 左右の脚絆を間違えないように向きに気を付けてくださいね。 右脚に巻くときは、「こはぜ」が体の右側にある方です。 左脚に巻くときは、「こはぜ」が体の左側にある方です。 (3)こはぜを下から上に向かって順番にとめていきます。 この時、椅子に座って付けるとラクです!! 一番下のこはぜから順番に、一番上のこはぜまでとめてください。 ちょっと面倒ですけど、がんばって!! ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ (4)体の内側の方にあるヒモ (短い方のヒモ) を脚絆の上部にあいている穴に通します。 ヒモはぐるっと脚の後ろから巻き付けるようにして、裏側から穴に入れます。 (5)体の外側の方にあるヒモ (長い方のヒモ) を膝の下で2〜3周回します。 ↓ ↓ ↓ (6)左右のヒモをコマ結びします。 ふくらはぎの太さによっては、ヒモの長さが足りない場合があります。 その場合は、1周分巻くのをやめて、ヒモの途中で折り曲げて長さを調整してください。 ちょうど角帯を結ぶ時の長さ調整のやり方と同じ要領です。 長さが調整できたら、コマ結びします。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ (7)反対側の脚にも同じやり方で脚絆を付けて完成です!! 写真だとわかりにくいかもしれませんので、ぜひ動画を参考にしてくださいね!!