太陽電池の並列接続・直列接続


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太陽電池の並列接続・直列接続

次の太陽電池パネルを、並列接続、直列接続した場合の出力変化について、それぞれ説明します。
出力特性


並列接続の場合
太陽電池のプラス同士、またマイナス同士を接続することにより、
最大出力電圧を変化させることなく、最大出力電流は2倍の値を得ることが可能となります。
=電圧一定、電流2倍
並列接続


直列接続の場合
太陽電池の一対のプラスとマイナスを接続することにより、
最大出力電流を変化させることなく、最大出力電圧は2倍の値を得ることが可能となります。
=電圧2倍、電流一定
直列接続


電気工作物とは
回路電圧が30Vを超える太陽電池モジュール及びシステムは、
他の発電設備と同じように電気工作物として扱われますのでご注意ください。
一般家庭などに設置される出力20KW未満(600V以下)の太陽光発電システムは、
小出力発電設備と位置付けられ一般用電気工作物となります。
一般用電気工作物には、運用・保安上の手続きや技術基準に適合させること等が
必要となります。またその工事を行うには、電気工事士の資格が必要となります。


<参考例>

シェルソーラー製の太陽電池「GT133」を2枚使用し、
並列接続することにより必要な電流、電圧を発電させることとします。

太陽電池1枚あたりの出力特性
最大出力: 50(W)、最大出力電圧:15.9(V)、最大出力電流:3.15(A)

並列接続すると・・・
最大出力:100(W)、最大出力電圧:15.9(V)、最大出力電流:6.30(A)

これにより、先に算出した太陽電池の必要電流:5.06(A)、
最大出力動作電圧:15.58(V)以上の電力を得ることができます。




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独立型太陽光発電システム 太陽電池の発電原理
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