バッテリーの容量表記


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バッテリーの容量表記

バッテリーの規格に「5時間率容量(Ah)」や「20時間率容量(Ah)」といった容量の表記があります。
しかしながら、その意味がわからないというお声をよくお聞きします。
簡単に言えば、バッテリーに蓄えられている電気の量を示す尺度のようなものです。

1時間率容量(Ah):
 容量と同じ電流を放電し(25℃)、10.5Vまで放電できる時間と電流の積。
5時間率容量(Ah):
 容量の5分の1の電流を放電し(25℃)、10.5Vまで放電できる時間と電流の積。
20時間率容量(Ah):
 容量の20分の1の電流を放電し(25℃)、10.5Vまで放電できる時間と電流の積。

例えば、「1時間率容量(Ah)で100Ahのバッテリー」と「5時間率容量(Ah)で100Ahのバッテリー」、
どちらのほうが長持ちすると思われるでしょうか?。
一般的にバッテリーは大電流を短時間に流すよりも、少ない電流を長時間流したときのほうが長持ちします。
つまり、上記の2種類のバッテリーを同じ電流で放電させたときには、
1時間率容量(Ah)で100Ahのバッテリー」のほうが長持ちすると言う訳なのです。

1時間率容量(Ah)で100Ahのバッテリー」 > 「5時間率容量(Ah)で100Ahのバッテリー

どのくらい長持ちするかはバッテリーの種類や時間率容量により変化しますので一概には言えませんが、
以下に「5時間率容量(Ah)で100Ahのバッテリー」の「標準放電特性」を示します。

放電特性
5時間率容量(Ah)で100Ahのバッテリーの1時間率容量は65Ahになります。



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