南仏紀行プロバンス

(7)港町マルセイユ

南仏の港町と言えばココ、マルセイユからお届けします。

ワハハな設定と「スピード」にのった展開が魅力の映画、リュック・ベッソン監督の「TAXi」の舞台にもなったところです。


地中海きっての貿易港を擁するだけあってさまざまな人たちが行き来する街。

中には「どう考えても、怪しい~」と思ってしまう人々や一角を見かけましたが、それも含めてマルセイユの魅力、ちょっと猥雑で賑やかな感じ、好きでした。


数か月に渡ってお送りしてきた南仏紀行も残すところあと1回。
最後はマルセイユ独特のビスケットをご紹介してフィナーレとしたいと思います。

お楽しみに。
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ノートルダム
ド・ラ・ガルド寺院
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最後はマルセイユ名物のビスケット、「Navettes(ナベット)」をご紹介しましょう。

一年中楽しむ事のできるビスケットですが、主に「キャンドルマス (聖燭祭)」というキリスト教の祭典で食べるのだとか。


元祖ナベットは冒頭画像でご紹介している「Le Four des Navettes」さんというパン屋さんで作っているもの。
創業の1781年以来変わらぬ製法で作られているそうで、棒状の生地の真ん中に切り込みが入り小舟みたいな形をしています。

かなり乾燥したビスケット、ふんわり漂うのはオレンジの花の香り。
お味の方はかなり素朴、おいしいかどうか、よりも長年変わらないところに価値があるのかな…(^^;

マルセイユを流れてきた「時間」を楽しむ、そんなビスケットです。

- fin -
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