こころとからだの健康タイム・対談編34-2

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 このコーナーでは、エヌ・ピュア社長・鳴海周平が各界を代表する人生の達人との対談を通して、「こころとからだの健幸」に役立つ様々な情報をご紹介しています。毎日の健幸にお役立ていただけましたら幸いです。

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Vol.34 ゲスト:辻和之先生 【2】

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東洋医学を取り入れた「花月クリニック」の開設

鳴海 辻先生のクリニックは、北海道ではここだけという漢方生薬煎じ機や小分け包装機などを導入されたり、鍼灸や理学療法なども積極的に取り入れたり、とその幅広い治療法と効果が評判となり、全国からたくさんの方が訪れていますね。
こうした幅広い治療体系は、患者さんにとっても今の医学界にとっても、たいへん重要なことだと思います。
先生がこうした幅広い治療体系を整えていくことになったきっかけを教えていただけますか?

34-7.jpg北海道ではここ花月クリニックだけという漢方生薬煎じ機。小分け包装機と共に、多くの方々の健康に役立てられています

辻 母校である旭川医科大学の大学病院で3年勤務した後、深川市の第一病院に副院長として7年間勤務しました。その後北広島市の西の里恵仁会病院で1年間副院長を勤め、平成5年に新十津川町立診療所長としてご縁をいただきました。その間西洋医学では治らない病気が東洋医学で治ってしまうという事実に何度も出会い、漢方や鍼灸といった東洋医学に興味を持つようになったんです。
東洋医学は病気のみを診るのではなく全身を診て体質の乱れを調節し、本人が持っている自然治癒力をアップさせて治していくというとても奥の深いものです。漢方薬もエキス製剤だけでは満足のいく結果が出せないこともあったため、思いきって煎じ薬を調合するための機械を導入しました。北海道では未だにここだけという機械ですから値段も相当高かったのですが効果は抜群で、椎間板ヘルニアで整形外科から手術を勧められているという女性がお見えになった時も、エキス製剤だけでは効果がありませんでしたが、煎じ薬を処方した途端に良くなり走って犬の散歩が出来るようになりました。東洋医学の凄さを改めて感じましたね。
その後だんだんとスペースも手狭になってきたので、町から買い受ける形で平成11年に「花月クリニック」を開設しました。今では鍼灸や理学療法などの設備も整いましたので、より多くの方に喜んで頂けるようになりました。

鳴海 たくさんの方から喜んで頂けるのは嬉しいことですね。 先生のクリニックは治療の設備もさることながら、スタッフの方の対応がとても親切で優しい。きっと患者さんにもとても評判が良いでしょうね。

辻 「自分の立場で患者さんを見ないで、患者さんの立場で考えて行動すること」そして「心を癒す優しさで接すること」という点を特に心がけています。
そして私自身も、患者さんを通して学ばせて頂くことがたくさんありますので「患者さんが私の先生なんだ」という感謝の気持ちを常に持っています。