旧市街全体が世界遺産!

先日からポルトガルの第2の都市、ポルトに来ています。

私はこの街が大好きで、ここにいると心が落ち着きやる気がどんどん出てきます。

モロ庭園(Jardim do Morro)から見下ろすドウロ川

特にここの景色は私にとって一番のパワースポットで、楽しい時もつらい時も、友達とわいわいしていた時も一人になった時も、いつも変わらない静かな時間の流れで不思議な力を与えてくれます。

最近は仕事の関係でなかなかポルトに滞在することが出来ないのですが、ポルトに寄る時は必ずここの場所を訪れようと自分の中で決めています!

日本でもポルトガルだけのツアー企画が増え、ポルトを訪れる方も数年前に比べるとはるかに多くなったと思います。ポルト大好きな私としては嬉しいかぎりです。

ただ、リスボンよりまだ閉鎖的なところもあるので、ポルトを訪れた方からその魅力がわからなかったと聞くことがあります。

なので、今日はここだけは押さえてほしい、ポルトおすすめスポットをご紹介したいと思います。

まず、ポルトに着いたら、是非とも最初に行ってもらいたいのが、ドウロ川とルイス橋(ドン・ルイス1世橋)があるリベイラ地区です!

旧市街の中心、サンベント駅からなだらかな坂道をどんどん下っていくと、建物の間から川が見えてきます。そしてそのまま進むと、堂々としたルイス橋が姿を現します。

川沿いにレストランがずらりと並び、多くの人がここでそれぞれの時間を楽しんでいます。レストランは少し割高ですが、川を眺めながら食事をしたりワインを飲んだりしてみて下さい。とても開放的な気分になりますよ!

いつも多くの人で賑わっています

ルイス橋のふもとにあるカフェもお勧め

このルイス橋、エッフェル塔を建設したギュスターヴ・エッフェルの弟子の一人、ドイツ人のテオフィロ・セイリグが設計した橋で、1881年に着工し、5年後にポルトガル王ルイス1世により開通式が行われました。とても歴史のある橋で趣がありますよね。

そのままルイス橋を渡り、反対側のガイア地区に行くと、こんな素敵な景色に出会えます。 私はこの景色を時間の許す限り眺めていたいといつも思います。

昔ポートワインを生産地の上流から運ぶために使われていた小舟のレプリカ

観光用で動いているボートは、ドウロ川に懸かる7つの橋を見て回れます

ガイア地区にはたくさんのポルトワインのセラーがあります。

多くのセラーではテイスティング付きのワイナリー紹介ツアーがあります。日本人でも入りやすく説明が丁寧なセラーとしては、私はSANDEMAN(サンドマン)をおすすめします。

マント姿の男性がトレンドマークの老舗ブランドで、昨年は創業225周年を迎えていました。

私も思わずサンドマンとツーショット

この半熟タイプは第二都市ポルトの郊外にある町オバール(Ovar)が発祥の地と言われていて、ついこの前の8月下旬にこのタイプについては欧州委員会より地理的表示保護の対象として認定されました。まさに、この地方で製造された物だけこそがパン・デ・ロー・デ・オバールと呼べることになります。

実はこの半熟タイプのパン・デ・ロー、ご家庭でも結構すぐに作ることができます。

材料は卵と砂糖、小麦粉だけと、とてもシンプルなので、思い立った時にも作ることができます。

中は広く綺麗に整備されています。テイスティング用のグラスがずらり。

ほろ酔い気分になったら、川沿いを少し散策して、このケーブルカーに乗ることをおすすめします!

ガイア地区にあるワイナリーの真上を通りそのまま、ルイス橋の上層階付近まで行くことができます。そしてそこは、最初にご紹介した私のパワースポットでもあるモロ庭園でもあります。

ガラス張りのケーブルカーからはポルトの絶景が楽しめます

坂道が多いおかげで建物が重ならずにこんなにきれいに見えます。

ポルトの旧市街は街全体が世界遺産に登録されていて、「魔女の宅急便」の舞台としても参考にされたといわれています。

テーマソングの「ルージュの伝言」を聞きながら、ルイス橋を歩いて渡ってみたら、きっと主人公キキの気分になれちゃいますよ!

夜は控えめですが、ライトアップがされてとてもロマンチックな雰囲気になります。

夜のポルトもお忘れなく

まだまだポルトの魅力は奥深いので、別の回でも少しずつご紹介したいと思います。

初めての方も、何度も行かれた方も、ポルトに行かれる際は必ずドウロ川とルイス橋を見に行ってくださいね。

それではまた次回!