赤ちゃんの洗礼式

ポルトガルは暑い日が続いていますが、先日は赤ちゃんが生まれた友人の招待で洗礼式に参加してきました。

幼児洗礼はキリスト教徒として初めての儀式で、子供の罪を清め健やかな成長を願う意味が込められています。

赤ちゃんの両親の他にもゴッドマザー・ゴッドファザー(ポルトガル語ではmadrinha・padrinho)、親戚や仲の良い友人が招待され、今回は40人くらいが参加していました。

洗礼を行った教会

主役の赤ちゃんは私にとっても10年来の大事な友人カップルの子供なので、本当にかわいくて仕方がありません。

自分の子ではないのに既に親バカな気分です。女の子なのでお姫様扱いをしています。

ベビー用の洋服が可愛くて、ついつい買ってしまいます

さて、洗礼式は11時半ごろから町の教会にて始まりました。

まずは教会の入口にて司教さんよりこれより洗礼式を始めることが告げられ中に入ります。
そしていくつかの質問がなされた後、聖油で十字を切り、聖書が読まれました。 両親とゴッドマザー・ゴッドファザーに囲まれ、儀式が進められていきます。
とても優しく温かい雰囲気の司教さんで、少しジョークを交えながら、洗礼の意味についてお話しされていました。

ちなみに、ゴッドマザー・ゴッドファザーは、赤ちゃんの両親から任命され、今後の人生においてその子をわが子のように大切にし、様々な面で援助し、もしものことが両親に合った場合はその親の代わりに子供を育てる、という大事な役目を担っています。

一連の儀式が終わると、いよいよ聖水により洗礼を受けます。
赤ちゃんの頭に聖水をかけるのですが、司教さん、思っていた以上に大胆にかけていました。
そのためか、それまでおとなしくしていた赤ちゃんも一気に泣き叫び…
でも、優しくゴッドマザーがタオルで拭いて、どうにか終わりました。

その後は、両親とゴッドマザー・ゴッドファザーが署名をし、洗礼式が終了しました。だいたい30分ちょっとくらいです。

教会の中は明るく飾りも綺麗です

洗礼式が終わると、参加者みんなでお祝いするためレストランへ。

遠くの町まで見渡せるとても景色のいい場所で始まりました。

ポルトガルらしい、気持ちの良い景色です

結婚式などでもそうですが、まずは立食形式で飲物や軽食をつまみます。

ポルトガルの伝統的な食べ物がテーブルにたくさん並びます。

パン・チーズ・揚げ物などポルトガルの軽食

日本ではこれだけでもう十分だと思いますが、ポルトガルではもちろんこれからが本番です。1時間半くらい立食で歓談をしたあと、レストランの中へ。

スープ・前菜から始まり美味しいタラ料理がでました。

サラダもジャガイモもたっぷりです。とても美味しいです。

タラを揚げて玉ねぎやパプリカを添えるbacalhau à Braga

さすがにここまでくるとお腹がいっぱいの様子。
外で話を楽しんだりコーヒーを飲んだり。

そのあと、デザートも出て、赤ちゃんのケーキ(ウエディングケーキのような)も出ます。
更に赤ちゃんのおばあちゃんが誕生日だったこともあり、また別のケーキも用意されました。

デザートも色々。フルーツも良くテーブルに並びます

ポルトガルのプリンは卵たっぷり。しっかりした食感です

主役の赤ちゃんは私にとっても10年来の大事な友人カップルの子供なので、本当にかわいくて仕方がありません。

自分の子ではないのに既に親バカな気分です。女の子なのでお姫様扱いをしています。

可愛い赤ちゃんのケーキ

とにかく大切な人に囲まれて、みんなに愛されている赤ちゃんをみると幸せな気持ちになります。

本当に健やかに育ってほしいですね。

最後には引き出物の石鹸をもらいました

いつも貴重な経験をさせてくれるポルトガルの友人には感謝です。

これからも大切にしていきたい関係です。

ではまた次回!