リンツァートルテ

オーストリアのリンツ地方発祥の伝統あるお菓子です。格子模様を入れて焼き上げるのがリンツ風の特徴で、世界最古のケーキとも言われています。
アーモンドパウダーとシナモンを中心とした香辛料のたっぷり入った生地は、外側サクサク内側しっとりの食感が楽しめる食べ応えがある仕上がりです。
本場ではアカスグリを使ったジャムを使うことが一般的ですが、ママパンではプルーンを使ってアレンジしました。
ふんだんに入れたプルーンの甘酸っぱい味わいが、香ばしい生地とよく合います。

【シェフのワンポイントアドバイス】
焦げないように温度に注意しながら、しっかりと焼き込んでください。
しっかりと焼き込むことで、サクッとした食感とスパイスの風味が際立ってきます。

材料(直径18cmのタルト型1台分)

材料名 分量

無塩バター

90g

粉砂糖

90g

全卵

75g

薄力粉(クーヘン)

90g

アーモンドパウダー

90g

ベーキングパウダー

4g

シュトーレン/パンデピス スパイスミックス

3g

プルーン

お好み

スライスアーモンド

適量

 

 

【プルーンピューレ】

 

プルーン

45g

熱湯

30g

太白胡麻油

15g

 

 

【仕上げ】

 

粉糖

適量

ナパージュ

適量

 

 

【型・道具】

 

タルト型

 

絞り袋

 

口金 丸

 

口金 片目

 

作り方

1.下準備

・前日からプルーンを分量外の洋酒入りのシロップに漬け込んでおきます。
・バターを室温に戻しておきます。
・全卵を溶きほぐしておきます。
・薄力粉とアーモンドパウダー、ベーキングパウダー、スパイスミックスを合わせてふるっておきます。
・スライスアーモンドを水に浸して湿らせておきます。
・タルト型に分量外の油脂を塗り、その上から分量外の強力粉をはたいておきます。

2.プルーンピューレ

プルーン、熱湯、太白胡麻油をブレンダーでなめらかな状態になるまで攪拌します。

3.生地

柔らかくしておいたバターに粉砂糖を加えてすり混ぜます。
しっかりと混ざったら、溶きほぐしておいた全卵を数回に分けて加え、その都度混ぜ合わせます。

    リンツァートルテ
    リンツァートルテ

ふるっておいた粉類を2回に分けて加え、練りすぎないように気を付けながら混ぜ合わせます。

【シェフのワンポイントアドバイス】
サクッとした食感を出すためには、アーモンドパウダーを配合する事と、混ぜ合わせる時に粘り気が出過ぎないように気を付ける事が大切です。

    リンツァートルテ
    リンツァートルテ

ビニールやラップなどにくるみ、冷蔵庫で約1時間休ませます。

    リンツァートルテ

4.組み立て

丸口金をセットした絞り袋に生地を入れて、タルト型に渦巻き状に絞り出して表面をならし、縁の部分を絞り出します。

【シェフのワンポイントアドバイス】
硬い生地なので、絞り袋に入れる量を多くしすぎないように気を付けましょう。

    リンツァートルテ
    リンツァートルテ
    リンツァートルテ

くぼみにプルーンピューレを均一に塗ります。

    リンツァートルテ

さらに、片目口金で生地を格子状になるように斜めに絞ります。

【シェフのワンポイントアドバイス】
間隔が狭いとキレイな格子模様に焼き上がらないので注意しましょう。

    リンツァートルテ

前日から漬け込んでおいたプルーンを格子模様の隙間にのせます。
水で湿らせたスライスアーモンドを、格子模様に絞った生地の上に押さえるようにのせます。

    リンツァートルテ

5.焼成

170℃に予熱したオーブンで約45分焼成します。

※オーブンの機種・小麦粉等の違いにより焼き上がり時間・焼き上がり方は異なります。お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。

    リンツァートルテ

6.仕上げ

焼き上がりに粉糖を振るか、ナパージュを塗って仕上げます。

    リンツァートルテ
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備考
レシピ作成者:Shimizu、photo:Konishi
所要時間:3時間

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