補強層のワイヤーはある角度をもって交互に施工されており、ホースを曲げることによって、 その施工角度が変化します。 ホースを規定の最小曲げ半径より小さい半径で曲げると 補強層の外側のワイヤーは伸びる力が、 又、内側のワイヤーは縮む力が加わって耐圧力も低下します。 従って極端なホースの曲げは好ましくありませんが、配管上どうしても避けられない場合は右図の曲げ半径と耐圧力グラフを 目安にホースを選定してください。 例えば、曲げ半径を規定の1/2で使用する場合、使用圧力は約1/3に低下します。
配管内を流体が流れる時、摩擦抵抗により圧力損失が生じます。 高圧ホースの流量と圧力損失との関係は、次の通りです。
<グラフの使い方> (例) ホースサイズ 19、長さ1m両端ストレート金具付きのホースで流量30/minの時の圧力損失は? ・ 横軸流量30/minとホースサイズ 19の交点を縦軸でみると、0.044MPaです。 ・ ホース本体の圧力損失は、0.044MPa×1m/10m=0.0044MPa また、金具1個の圧力損失は、0.044÷30=0.0004MPa よって、求めるホースアセンブリの圧力損失は、0.0044+0.0003=0.0047MPaとなります。
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