イケおじと言われたい！気になる身だしなみのあれこれ

2021/03/152023/09/25

あなたは40代前半～50代半ばの、一般的に中年と呼ばれる年代の男性ならではの悩み、抱えていませんか？中年太りによる体型の変化、年相応のファッションとは何か、また健康問題や老後の生活など、内容は多岐に渡り、すぐに解決することが難しいものもあります。その中でも服装に関する悩みは比較的、時間もお金もかけることなく解決することができるので、是非実践してみてください。

スマートビズのスタイリスト　川城

3年間の実店舗アパレル販売員を経て、現在は商品開発やスタイリングを担当。お手持ちのスーツや職業スタイルに合わせた失敗しないスタイリングをご提案します。

中年男性に多く見られる悩みとは
身だしなみの基本ポイント
貫禄のある男性とはどんな人？
貫禄を出すためにはどうしたらいいの？

中年男性に多く見られる悩みとは

中年男性の多くは中年太りと呼ばれる体型の変化に悩んでいます。中年太りは健康面だけではなく、身だしなみにも気を使う必要があります。身だしなみにおいては、服装はもちろんですが汗や加齢臭によるニオイにも注意しましょう。また、若いころと同じようなテイスト、サイズ感で服を選ぶと、見た目と服装とのギャップが生まれてしまうので気を付けておきたいポイントです。

中年男性は社内で役職に就いている人も多いので、清潔感に加えて貫禄を感じさせる見た目も求められます。
そのためには基本的な身だしなみのポイントは押さえておく必要があるので、確認しておきましょう。

身だしなみの基本ポイント

■シワの無いワイシャツ
アイロンがけされたワイシャツと、そうでないワイシャツとでは見た目に大きな差が生まれます。
沢山のシワがあると、不潔でだらしがない印象になり、マイナスイメージに繋がってしまうので、注意しましょう。特にワイシャツ1枚で過ごすことが多い夏場はシワが目立ちやすいので、ノーアイロンシャツを選ぶなどして工夫することが大切です。

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■汗や生乾きのニオイがしない
中年男性に限らず、ニオイ問題は周りの人に悪影響を及ぼす可能性があるので、注意しましょう。特に中年男性は、加齢臭にも気を遣う必要があります。加齢臭は、皮脂がニオイの主な原因となっており、洗濯では落ちにくいのが難点です。また、汗や生乾きはニオイ菌が主な原因となっているため、放置せずできるだけ早く洗濯をし、そして完全に乾かすことが大切です。
このニオイ問題は、近年スメルハラスメント（スメハラ）や香害（こうがい）としてハラスメントの一つにもなています。自分自身では気が付きにくい上に、ナイーブな問題であるため周りの人も本人に伝えることができないというケースが非常に多く見られます。ハラスメントに発展する前に解決出来るように注意しましょう。

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■手入れされた革靴
「お洒落は足元から。」という言葉があるほど、足元＝靴はコーディネートを完成させる上で非常に大切なアイテムです。ビジネスシーンで多くの人が身につけている革靴は汚れていると、決して良い印象を与えません。風合いの良い本革であればなおさら、日々のお手入れが大切です。本革は扱いづらいと感じる方は、比較的汚れの落としやすい合成皮革の商品がおすすめです。常に綺麗な靴を履くようにしましょう。

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貫禄のある男性とはどんな人？

中年男性は年相応の貫禄を求める人が非常に多くいます。芸能人や雑誌のモデルを見ていると中年の方の多くはダンディーな雰囲気を醸し出していることが分かります。
40、50代で若く見られるように意識することも大切ですが、無理をして若く見られようとすると「痛い」と感じられることがあるので注意しましょう。好きなものを身に着けるのではなく、現在のご自身に似合うものを身に着けるという意識が大切です。

「中年」や「おじさん」と聞くと、加齢臭や老いなど、少しマイナスのイメージを抱く人が多くいます。
しかし、近年では「イケオジ（いけてるおじさん）」というワードが誕生し、中年男性＝おじさんは決してマイナスのイメージではありません！

ところで、若者から見て貫禄のあるイケオジとはどのようなイメージなのでしょうか。

■身だしなみに気を使っていることが分かる
身だしなみに気を使っているかどうかは一目瞭然で分かります。身だしなみはお洒落とは異なり、他者評価が優先されます。

・相手に不快感を与えていないか（清潔感）
・マナー違反になっていないか（TPO）
・季節感は合っているか

これらは、他人と関わる上で信頼関係や好感度に関係する重要なポイントです。
身だしなみがしっかり出来ている中年男性は、人生経験が豊富で頼りになる人だなという印象になるので、それが貫禄となって表れます。

■余裕があり、落ち着いている
常に何かに追われている人は、落ち着きがないように見えます。実際は時間や金銭面に余裕がないとしても、いざというときに、忙しそうで余裕がない人よりも、落ち着いていて冷静に対処してくれそうな余裕のある人に頼りたいと思うのは当然です。

これらのことは、頼りになる＝安心感/信頼感/男らしさに繋がり、「貫禄のあるイケオジ」に直結する重要なポイントとなります。

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貫禄を出すためにはどうしたらいいの？

では貫禄のある、イケオジになるためには具体的にどのようにすればいいのか見ていきましょう。

簡潔にまとめると、フレッシュの逆を意識することです。

■印象を大きく変える色
スーツスタイルで色を取り入れやすいものは、ネクタイです。顔に近い位置にあるため印象を大きく左右するアイテムでもあります。
トーンが明るい、水色や赤などはフレッシュなイメージに繋がります。前述したように、貫禄を出すためにはフレッシュの逆を意識すると上手く仕上がります。つまり、暗めのトーンを選ぶと貫禄を感じさせる印象になります。

-色に関する注意点
しかし、全身を暗めのトーンを選ぶと顔色が悪く見えてしまうことがあるので、ワイシャツは白やブルーなどを選び、全身を暗めのトーンだけで統一することは避けましょう。

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■落ち着きのあるコーディネート
「若いころと同じようなコーディネートをいつまでも着たくはないけど、だからと言って暗くなりすぎるのも嫌だ。」
ご自身で選ぶことに自信がない方は、シャツとネクタイが予めセットになっているものを購入するというのも、イケオジに近づく1つの手です。

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■小物で差をつける
ビジネスシーンで必需品とされるベルトやシューズ、バッグなどの小物も印象を変える大切なアイテムとなります。

近年増加しているカジュアルスタイルも小物で貫禄を出すことが出来ます。
オフィスカジュアルに対して、「カジュアル過ぎるかも」や「若い社員に埋もれてしまう」と感じる方は、カジュアルな服装にビジネス用の小物を合わせてみましょう。カジュアルとビジネスの要素がミックスされて洗練されたイケオジの印象になります。
その際は、ただ単にいつものビジネス用を選ぶのではなく、カジュアルな服装とも馴染みやすい小物を選ぶことがポイントです。
ベルトであればステッチや型押しが入っているもの、シューズであれば紐タイプではなくスリッポンやローファータイプにすると自然に馴染んでくれます。