パワフルで使いやすい、バーミックス

著者

2017.08.10

大場 里江

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パワフルで使いやすい、バーミックス


料理のレパートリーが増えると、だんだんと欲しくなるミキサーやフードプロセッサー。
色々な商品が毎年登場する中で、何を基準に選んだら良いか迷う、という声をよく聞きます。
折角、購入する道具なら、しっかりと納得して買いたいですよね。
それには、まず違いを理解することが大切です。

ミキサーとフードプロセッサーの違い

ミキサーは、ジュースやポタージュ等の様に、液体と固形物を混ぜるのに使います。
攪拌機(ブレンダ―)とも呼ばれ、縦に長い形状で、下部に小型の刃がついていますので、固形物だけを粉砕するにはうまく刃が当たらず、向いていません。
フードプロセッサーは、食材をみじん切りにしたり、肉だね等をこねたり、魚をすり身にしたり、食材の下ごしらえに使われ、固形物のみでの粉砕が可能。
ジュースを作ったりすることもできますが、ミキサーに比べて仕上がりは荒く、滑らかな口当たりにはなりにくいです。

道具は購入したら、使ってこそ。
大切にしまったままでは宝の持ち腐れでもったいないので、ある程度すぐに使える場所に置いておくのが良いですが、両方購入しては収納場所に困ってしまいます。
そして、購入を検討している方の意見として「お手入れが大変そう・・・」や「刃で手を切ってしまいそうで怖い・・・」等を耳にします。

やっぱりあると便利な道具ですし、使うことで、毎日の料理の手間暇を削減するお手伝いをしてくれたり、料理のレパートリーが増えたり、時間短縮になったりする優れもの
やっぱり欲しいな!と思ったら、「バーミックス」という手があります。

結婚祝いにも人気のバーミックスとは

パワフルで使いやすい、バーミックス


お料理好きの方にも愛用者が多い「バーミックス」

こちらはハンディフードプロセッサーの代表格にして、元祖です。
1954年にスイス生まれで、すでに60年以上の歴史があり、世界各国で愛用されているブランド。
モーターから部品までスイスの自社工場で製造されており、修理などのアフターケアも充実
多機能でハイパワーなので、一般家庭だけでなく、プロの料理人からも信頼されている調理器具です。
さて、こちらの商品の特徴を見ていきましょう。

○潰す、混ぜる、泡立てる、砕く等、キッチンに1台あれば多用途の活躍できる毎日使える道具
ミキサーやジューサー、すり鉢やコーヒーミル等、1台でいくつもの道具の役割を担ってくれる働き者の器具です。
それぞれ用途を限定した道具をいくつも持っていると収納場所も取りますし、使わない道具も出てくるかもしれませんが、バーミックスは様々な役割をこなしてくれるので、毎日使いたい頼れる道具です。
アタッチメントを変えるだけで、機能がかわる手軽さも良いですね。

○パワフルな回転
モーターは 高速と低速の2段階切り替え
上が低速、下が高速で、指先でスイッチを入れます。
連続使用時間が5分間と長いので、たっぷり時間をかけて作業ができます。
鍋で作ったスープをバーミックスで撹拌すると、食材を滑らかにしながら、パワフルな回転により水面が自然に対流するので、効率よく食材を潰せて便利。
実際ポタージュを作ると、 滑らかで、空気を程よく含んでふんわりとした口当たりになります。

○まるで手のような使い勝手、片手で使える気軽さ
片手で持って、指先でスイッチを入れるだけなので、操作は簡単です。
手に馴染む形なので持ちやすく、 手の一部のような使い心地です。
まるで手で加減をしているよう。
何かに移したりすることなく、食材に直接当てて撹拌するので、手軽に使えるのも魅力。
使用後のお手入れも簡単で、刃も取り外して隅々まで洗えますし、形状として洗いやすいので、 衛生的に使えます。

○用途やライフスタイルに合わせて購入できる
バーミックスは基本のカラーは、ホワイトレッドグレーの3色。
付属品が色々とあり、それぞれできる機能が異なります。
道具の使用頻度や、料理の頻度、作る料理によって必要な機能を吟味し、選ぶことができるのは嬉しいですね。
最初は、ジュースやポタージュ、ドレッシング等、撹拌することから始めて。
レパートリーが増えたり、忙しい中で手間と時間を節約したくなったら、器具を追加したりと、ライフスタイルに合わせて、商品を選ぶことができるのも助かりますね。

○容器を選ばずに使える便利さ
先端のガードカバーの4本の足が回転しているアタッチメントが容器に触れないようにガードしてくれるので、 ガラスの容器でも使用ができます。
ジュースも一人分の材料をグラスに入れて、直接つぶせますから、 洗い物も少なくてうれしいですね。

○金属製なので、温度を気にしなくてOK
撹拌する部分は金属製ですので、加熱後すぐの 熱々のお鍋の中に差し込んで撹拌が可能です。
ミキサーだと冷ましてから撹拌しないと、圧力で蓋が飛んでしまう恐れがあり危険ですが、バーミックスは鍋の中に直接差し込めて撹拌するので、温度を気にせず、時間短縮につながります。

○コンパクトにスッキリ収納可能
小型で収納しやすいバーミックス。
付属品もまとめてしまえるスタンドに立てかければ、場所を取らないので、いつでも手の届くところに置いて、さっと使えます。
この手軽さから、毎日の使用頻度が高くなり、時短に繋がったり、レパートリーが増えたりと、毎日の嬉しいに繋がります。

簡単にあげただけでも、こんなにあります。
持っている自分をイメージすると、あれもこれもと楽しくなりますね。

少量からつぶせるので、赤ちゃんに手作りの離乳食を手軽に作れておススメです。
実際にバーミックスで離乳食を作っているママも多いようですね。
赤ちゃんの成長や状態に応じて、潰し加減を目で見て調節できますし、何より自分で選んだ食材で手作りできるので、愛情をこめられます。
ミキサーやフードプロセッサーの場合、ある程度の量があった方が撹拌しやすいので、少量は不向きですが、バーミックスは 少量でもOKなので、助かりますね。

そして、離乳食ができるなら、当然介護食にも向いています。
1人分を別に作るのは大変ですが、他の家族の料理を取り分けてバーミックス でその方に合った状態に潰せば食べやすく、作る側も助かりますし、食べる側も家族と同じ味を共有できるので、家族のだんらんにもつながります。

バーミックスで離乳食を作る

今回はバーミックスで離乳食を。

パワフルで使いやすい、バーミックス

柔らかく茹でた人参と牛乳をバーミックスで滑らかにします。
パワフルな回転で自然な水流ができ、全体がくまなく滑らかになりました。
回転の力強さは、手からも伝わってきます。
あっという間に撹拌できました。

蒸したかぼちゃは、柔らかくペースト状に。
ボウルの中で撹拌しても、まったく傷つかないので、金属片がかけて食材に混ざる心配もありません。
こちらも簡単に滑らかなペースト状になりました。

パワフルで使いやすい、バーミックス

蒸し茹でにしたブロッコリーは、小さな蕾が沢山ついていますので、飛び散らないように「バーミックス・スライシー」を使います。

パワフルで使いやすい、バーミックス

「バーミックス・スライシー」は、野菜のみじん切りや、ひき肉、魚介のすり身などをスピーディーに大量にこなしてくれます。
ハンディフードプロセッサーの機能に、フードプロセッサーの機能が加わることで、より一層様々な料理に対応ができます。
材料を入れてバーミックスをセットし、スイッチを入れるだけのお手軽さが嬉しい。

パワフルで使いやすい、バーミックス

あっというまに、細かいみじん切りにすることができました。
インナープレートをググっと引き上げると、容器の内側についた細かくなったブロッコリーも、プレート上に集まり、キレイに持ち上げる事ができます。
うーん、気持ちがいい!

パワフルで使いやすい、バーミックス

あとは、プレートから容器にうつすだけ。
みじん切りにした後の使い勝手も、きちんと考えられていますね。

出産祝いに人気のル・クルーゼ ベビー食器

パワフルで使いやすい、バーミックス

今回は、 ル・クルーゼの 「ベビー・テーブルウェア・セット」に盛り付けました。

ル・クルーゼの柔らかな曲線に、 ベビーシリーズならではの温かみのあるパステルカラーが可愛らしい。
ストーンウェアなので、ほど良い重さがあり、すこしぶつかってもテーブルの上を滑りにくいのもポイント。
においもつきにくく、汚れが落としやすいので、清潔に使えます。
そうそう、オーブン調理もできますよ。

パワフルで使いやすい、バーミックス

バーミックスを使ったシンプルな離乳食も、よく映えますね。
セットで統一感があるので、盛り付けるのが楽しくなります。
離乳食のあとにも長く使えるデザインです。

道具を使いこなすという楽しみ

上手に使いこなすには、使用頻度をあげること。
一つの道具でいくつもの役割を担ってくれると、必然的に使用頻度は上がり、料理の楽しさがより広がります。
仕舞ったままになっては、もったいない!
いつでも手が届く場所における「バーミックス」は、毎日使える頼もしい存在。
アフターケアも充実しているので、何十年と愛用する方が多いのもうなずけます。

今、ミキサーやフードプロセッサーの購入を検討していたら、「バーミックス」も一つの候補としてみてはいかがでしょうか。

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プロフィール

PROFILE

大場里江(料理教室saji 主宰)

調理師学校卒業後、大手企業の料理教室にて料理講師として勤務し、2015年8月「saji」の名で独立。料理教室、フードコーディネート、ケータリングを主に活動しています。『食べる・つながる』をモットーに、身近な方に喜んでいただく、日常で食べたいごはんやおやつを提案しています。

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