苗木部 (花ひろばオンライン) はじめてのバラ栽培 9月の作業 ~目次~ |
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バラ栽培を安心してお楽しみいただくため、12ヶ月計画を立てよう! |
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はじめてのバラ栽培(バラの育て方)9月編、もうご覧いただけましたか?
9月頃のバラ栽培でおさえておきたいポイントは「夏剪定」です。 夏剪定って夏の8月までに行うんじゃないの?と思っている方。はっきり言ってそれでもいいですし間違いではありません。実際に私も夏越し中のバラ苗が伸びすぎて暴れているシュートを弱めに剪定してお手入れすることもあります。 しかし、基本的には気温が下がり始める9月頃にガッツリ剪定を行うのが理想的。今月号は夏の集大成として季節の変わり目のバラの付き合い方について解説していきます。 |
美しく、エレガントに。 ブーケのように咲かせるコツが、ズバリ「夏剪定」。まとめて切り戻すこと(夏剪定)で、秋以降に美しく豪快な花を長い期間楽しめるので必見です!
葉っぱが残っており、株の状態も良好なので安心して剪定できます。秋パラを楽しむだけで なく、樹形も整えてスッキリさせてあげましょう! 扇形を意識して剪定するとその後、自然樹形でバランスが良くなります。
剪定する1週間くらい前に液肥を施し、剪定時もできるだけ葉っぱを残すようにしましょう! 先端部分だけを剪定し刺激を与えるだけでもその後の芽吹きが違います。過度な剪定は厳禁!です。
春にしか咲かない一期咲きのバラは夏剪定を9月に行う必要なありません。四季咲き性がないため、秋に花は楽しめません。次の春に備えて秋は不必要な枝を間引いたり、弱っている枝を剪定したりして秋を過ごします。
新苗を春に買った方は、株が小さい分、摘蕾を繰り返しなるべく1年目からは花を咲かせないようにしたはず。夏越しも成功したことで、いよいよ秋に花を咲かせてみたいと思います。そのための選定方法について!
「バラが弱ってきたので肥料をたくさんあげました!」という方がいらっしゃいますが、ちょっと待ってください! 胃の調子が悪いときに油っこい食べ物を体が受け付けないように、弱ったバラは過剰な肥料を受け付けない場合があります。ひどくすると枯れてしまうこともあるほどです。まずは治療に専念することが先決です! その後に、液肥を与えて様子をみつつ回復してきたら、緩効性の化成肥料を与えましょう!
【害虫について】
チュウレンバチ、ヨトウムシ、ハダニ、イラガ、コガネムシなど。
【9月の駆除は?】
9月は病害虫対策強化月間です。8月同様、万全の体制でお願いします。特に多いのが、ヨトウムシ、ハダニ、イラガなど。イラガは刺されると痛いので、手袋を着用することをおすすめします。やはり効果的な対策は、早めの薬剤散布に限ります。
気になったら、すぐに調べて薬剤 散布することと、風通しの良い環境を維持することが一番です。
はじめてのバラ栽培 9月編のまとめ |
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9月で大切なことは「夏剪定」「追肥」「鉢バラの植替え」
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