初心者でも育てやすく、香りの良い 四季咲きオールドローズ、 ブラッシュノアゼット(CL)

苗木部 (花ひろばオンライン) はじめてのバラ栽培 4月の作業 ~目次~


  ◆ バラの開花習性と樹形の関係性
  ◆ 四季咲き性と一季咲き性の違いについて
  ◆ バラの新苗の取り扱い方と注意点
  ◆ 仕立て方!アーチ・壁面・鉢植え
  ◆ 今ある苗のこの時期の注意点
  ◆ 4月に注意する病害虫
  ◆ はじめてのバラ栽培 4月編のまとめ
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バラ栽培を安心してお楽しみいただくため、12ヶ月計画を立てよう!

はじめてのバラ栽培(バラの育て方)3月編、もうご覧いただけましたか?
4月になり桜の開花も楽しめたことでしょう。 (寒冷地にお住まいの方はまだこれからですね)
ここからバラは寒冷地をのぞき、いよいよ本格的に成長する季節をむかえます。
病害虫対策も必要ですが、「バラはそう簡単に枯れません!」
4月変ではこれから春の植え付けを行う方に「バラ選びのポイント」をご紹介していきます。


【4月のバラはどんなことに気をつけるの?】

さて、4月頃のバラ栽培でおさえておきたいポイントは、ズバリ「春の植え付け」です。
今までは主に「すでにご家庭にあるバラ」について管理方法などを解説することが多かったのですが、春に植え付ける方もたくさんいらっしゃると思います。今月号では、春植えのコツや、開花前ということもあり、バラの開花性質についてスポットを当てていきます。


バラは品種によって様々な性質を持っています。 ハイブリット・ティー、フロリバンダ、 オールドローズ、イングリッシュローズ、フレンチローズなどなど。だくさんあってどれを選んで良いかわからなくなりますよね?でも、大丈夫! 難しく考えずに、お庭をこんな景観にしたい!とかバラの写真を見てこんなバラを楽しみたい!ってだけで十分なんです。
あとは木立性タイプとつる性タイプの2大分類の存在さえおさえておけば、安心してバラ栽培を始められます。今回はその2タイプの性質について解説していきます。 春から始める方も、ここで勉強して、じっくりバラ選びを楽しんでください!

ここだけは覚えておこう!
バラの花習性と形について


背丈はあまり大きくならず、自立して成長し、コンパクトに直立します。花壇や鉢植えには最適な品種です。その年に伸びた枝に花が咲きます。
「シュラブ」と分類する場合もありますが、バラが世界中の人に愛されるようになったのはこの品種群があったからこそと言っても過言ではありません。

フェンスやアーチを飾るツルバラ、枝がつる状に伸びます。クライミング(CL)・ローズとも言われ、四季咲きに一季咲き、大輪系や小中輪系など種類も楽しみ方も育て方も様々です。
何かに絡みついて、どんどん上に向かって伸びていこうとする性質を持つため樹高が高くなります。その性質を利用して、アーチやフェンスに向く樹形です。前年伸びた枝に花が咲きます。

バラの開花習性について


ここでは「四季咲き性のバラ=木立のバラ」、「一季咲き性のバラ=つるバラ」という風に紹介していますが、世界中にあるたくさんのバラの中で、必ずしも上記のような樹形=性質とは言い切れません。四季咲きのつるバラもたくさんありますし、四季咲き性が強くない木立バラもあります。だいたい多いのが上記のような樹形に対しての開花修正です。

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季咲き性と一季咲きの違い

バラの開花は大きく分けて、春だけの「一季咲き」と、春から秋にかけて何度も咲く「四季咲き」の2種類があります。この図だけ見ると四季咲きのバラのほうがお得だと思われがちですが、一季咲きは開花時期が短い分、春にとても豪快に花を咲かせます。また、正確には四季咲き性のバラというより「四季咲き性の強いバラ」と呼ぶほうが適切です。

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性質と新苗の特徴を理解したら・・・
実際に苗をんでみよう!

販売店によって仮植え姿は様々ですが、基本的に、どの鉢に植えたバラでも、元となるバラの大きさ(幹の太さ)こんな感じです。 じっくり育てた2年生の大苗に比べ、 枝の太さが全然違います。 当然、 こんな小さい赤ちゃんみたいな若いバラは、枝に少しの衝撃を加えただけで、簡単に折れてしまいます。
もし、うっかり折ってしまった場合は、折れたすぐ下から切り戻して養生してあげましょう。

バラ新苗をおすすめするメリット


1、比較的安価で手に入るにで、 気軽に始められる。
2、子育てと一緒で、 赤ちゃんのような小さいうちから育てたい
3、1年生の新苗でも開花を楽しめる

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バラの新苗は主幹や枝が細くとてもデリケート。
取り扱う際は細心の注意を払う必要があります。とは言っても、 春になれば体(苗の大きさ)に不釣り合いなほど、豪快な花を咲かせます。花を咲かせるのは小さな苗にとって負担が大きいですし、花の重みで枝が折れかねません。少し花を楽しんだら落としてあげましょう!

こんな風に主幹を持つのは当然NG!! 絶対にマネしちゃいけません。

定植場所を決めるまでは、ちゃんと仮植えポットを持つようにしましょう!!

もったいないですが、少し花を楽しんだら落としてあげてください。
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性質と新苗の特徴を理解したら・・・
自宅スペースに最適な苗をんでみよう!

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春の過保護はくれぐれもご

春、特に四月頃は蕾の数も多く、暖かい地域だともう今にも開花しそうなくらいイイ感じになってきますね。 ここで欲張ってもっともっと開花させようとして、肥料や水をたくさん与えすぎると花や蕾が落ちてしまう場合があります。気持ちはわかりますが、あとはバラのチカラに委ねてあげましょう。消毒などの病害虫対策はお忘れなく!
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4月に確認したい病気

気温も日中は二十を越え、いよいよ病害虫たちが発生しやすくなります。でも、慌てる必要はありません。専用薬剤(殺虫剤で駆除するのはもちろん、に週間に一度くらいのペースで、消毒を行ってあげてください。 病害虫は、風通しの悪い環境を好みます。 風通しをよくしてあげることが、これからを未然に防ぐ、大きな対策へと繋がります。
バラの病気と害虫について
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はじめてのバラ栽培 4月編のまとめ

桜の開花前線も北上しお花見シーズンも終わりを迎えます。
今月は主に、今更聞けない?バラの性質とバラ選びのポイント。それと新苗について触れてみました。四季咲きと、一季咲きって、実は みんな知っているようで、深く知らない方が多いんです。一季咲きのほうが開花のボリュームが多いとか。
次号では、いよいよ春の植え付け編に突入しますので、皆さん、次号の「はじめてのバラ栽培」をぜひ、楽しみにお待ちくださいっ!!

【バラについてのまとめ】
木立性のバラとつる性のバラ。それぞれの特徴と性質や、四季咲き、一季咲きの違いなどが 今月のポイントです。すでに植えていて冬の間も管理されている方は、あまり過保護になりすぎないようにしてくださいね。バラは頻繁な環境の変化を 特に嫌います。過度に根を傷つけるような植え替えも厳禁ですよ!
1年生新苗についても、今月は触れてみました。どうしても、大苗ばかりに目が行きがちですが、子育てと一緒で、やっぱり若木のうちから手を加え、大切に成長を見守りながら育てたいものです。
1年生新苗でも、春になれば当然、花は楽しめますが、花の重みで枝が折れてしまわないように、注意してください!

【バラ栽培4月編 重要キーワード】 四季咲き性,一季咲き性 の違い,木立性,つる性,つるバラ. 1年生新苗

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