イタリア買い付け紀行 プレディビーノ靴編 -2019年6月版

イタリアの職人が作り出すドレスシューズ

そして、今は、 スニーカー全盛になっちゃった。 成型して、ボンドでソールをつけるだけの靴。

アイコンがあって、わかりやすいポップなデザイン。
それにも、思い入れがありますし、スポーティーでカッコイイですし、否定するわけではありません。

でも、靴は、それだけじゃないと思うのです。

イタリアらしく、マッケイ製法に拘わり、コバを極力薄く、動きのあるセクシーなシューズ。 履き心地とスタイリングを、しっかりと保った感度の高い一足です。

今までもこの工場で受け継がれてきたように、
職人の気持ちが伝わる、レザーシューズの文化を、残したいし、私たちは、創って行きます。

職人が作り出す美しいシューズ!

このように歴史有る工場の職人さんに話しを聞かせてもらいました。

今回は、 色づけをする職人さん2人
Antonio Pascaleさん と Luciano bettacciniさん アントニオさんは、 職人歴52年! ルチアーノさんは、 職人歴62年!

一足一足染めるのですが、心をこめてハケを走らせるのですが、色の明るさや濃さにムラが出ないようにする。
これが、本当に難しい。それでもあえて、ハケで塗って仕上げ、ムラ感もだして、イタリアらしいセクシーな表情を持つ靴に仕上げるんです。

どうしても、濃淡が極端に出来てしまったり、左右の色差が生まれてしまったり。
技術を要するシューズになっています。

最終的には、細かく見たら、微妙に違うけど、並べても違和感がないペイント・仕上がり。
そこに到達するのに、途方もない時間を費やしていると。

もちろん、縫製も習得に時間がかかりますし、製品としての個性を作ります。
それも含めて、創りあげられたプレディビーノ。


磨きも含めて、 オートメーション化はされているけど、 各所で、職人の手が入るイタリア製のシューズ。


完全ハンドメイドで作る職人の靴もありますが、 プライスとのバランスも考え、日常使いで、多くの人に履いてもらいたい!
そんな想いをこめて作り出されている一足なのです。

 

そんな中で、毎シーズン新しいデザイン、そしてラストを創り続けています。
僕達も、エンリコさんにお願いをして、出来る限り、日本人にフィットした形のシューズを紹介出来るように。毎年、お願いしているのです。もう、一緒に靴を創り出して、10年。

イタリアのレザーを使い、イタリアの職人が作り出す、セクシーな靴。
創る人の気持ちが、商品には必ず反映されると思っています。 その優しさを持つシューズ。

それこそがプレディビーノの良さになるのです。

 

 
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