パレルモには、トリアンゴロのレザーを創る工場とメーカーさんがあります。
メーカーさんとお話しする際にパレルモには何度も足を運ぶのですが、パレルモの魅力を伝えられていなかったので、
そんなパレルモの魅力を少しでも伝える事ができたらと今回は、半日かけて、パレルモから行く事のできる範囲で紹介させて頂きます。
写真では、良さがあまり伝わらないのですが(写真に迫力がなくすいません)パレルモには圧倒的な歴史があるという事。
まずは、歴史を感じるたてもの場所に出かけて見ました。
トラパニという都市の山側にある、歴史ある都市 エーリチェを訪ねてみました。
元城塞都市で霧の街と云われている歴史ある場所でした。
城壁と坂も凄いのですが、古き良きイタリアを見る事ができる場所。
道は狭く歴史あるのですが、ヴェネツィアとは違い、車で移動ができるのですが、道は狭くて急角度!
でも、その独特の世界感にイタリアの魅力が溢れていると思います。
エーリチェ(erice)という都市も、
山頂にある集落ですが、歴史を感じる、圧倒的な存在感。
非日常を感じる事が出来る場所で、写真をとっても絵になる一瞬でした。
絶壁にあるお城。古代戦いがあったと思うと何か思うところがありました。人力でこの重い石を山の上まで上げたというその技術に感動を覚えます。
すごく好きな写真。おばあさんと古き良きイタリア。この緩く流れる空気こそがイタリアの田舎に有ると思っています。空気が気持ち良い!それがイタリアだと思います。
その後、コンコルディア神殿も見に行ったのですが、
紀元前5世紀に建築とか、バックボーンを読んでしまうとすごく不思議。
今から、2500年前にこの地であったことが何なのか?
日本の紀元前5世紀は、弥生時代に大きな争いがあった感じはしないのですが、すでに、イタリアでは、都市が造られ、その中心に神殿があるという歴史の大きさを感じることが出来ました。
石の文化ですので、長く美しい形を残しやすいという事もあるかもしれませんが、歴史の長さに感動を覚える史跡でした。
本当のコンコルディア神殿はもっと迫力があるのですが、写真で全く伝わらずすいません。
シチリア島にある都市のパレルモですが、
こちらにも大きな歴史もあり、人口も68万人とイタリアで5番目に大きな都市になるのです。
実は、
ショッピングをするにも、
ミラノとほぼかわらないんじゃないかと思う品揃えと独特のセレクトショップが発展しています。
イタリア南部の都市は
一般的に、メンズ専門のセレクトショップがレディースショップと同等にあるイメージです。
北部に行くとレディースショップの方が少し多いイメージもあります。(イタリア国内での話しです)
日本と比べたら比較にならない位充実しているのです。(日本はメンズ専門のセレクトショップがあまり存在していないですから)そう言う意味でも、僕達は、もっとイタリアを目指して、メンズファッションの楽しさをアピールしたいと思っています。
新しいセレクトショップに関しては(ミラノでも言える事ですが)、
ストーンアイランドやモンクレール、ヤコブコーエンは定番的に欠かさず置いて有る感じですし、ボトムスでヤコブコーエンの安定感、イタリアでの人気は、本当にすごいと改めて思ったのでした。
もちろん、
日本では地名度がなかったり、以前ははやったのにというブランドも多かったりします。
K-WAYは日本でも数年前にブレイクしたと思うのですが、どこを歩いていてもみることが出来たブランドになりました。
そこで、1つのセレクトショップの店長とお話しさせて頂いたのですが、イタリアでもネット通販が当たり前になり、注文が世界中から集まると!そう思うと、世界は狭いんだなぁと思った1日となりました。
(実際には遠いのですが、名古屋の自宅から、パレルモの飛行場に行こうとすると、トランジットも含め、丸24時間近く掛かっちゃうのですから)
また、パレルモの中心街でたまたま閉店セールをしているお店が!老舗の佇まいに、置いてある商品も、クラシックなMALOやBARBAなど……。オーダーなども手がけていたと思われる店内でしたが、クラシックなブランドしか置いおらず、閉店セールで商品が無かったことも相まって、重厚な什器が淋しくみえました。
思わず、商品を探してしまったのですが、小さいサイズはほぼなく、大きなサイズばかりが残っていて、それは残念でした。
ショーウインドウは、どこもわくわくします。日本と違い、色づかいがとにかく鮮やか。南部のお店はより鮮やかだと思います。
クラシックな店構えのお店、オーダーも含め、以前は老舗だったと思うのですが、今ではかもしれません。
ショップの店長と話しが出来、日本とイタリアのセレクトショップ事情についてお話。シャツ×長袖はイタリアでは絶対に必要ですね。この文化も破壊的な暑さで崩れつつあるとは言っていました。
ヤコブ×ストーンアイランドの展示。この組みあわせはとにかく多かったイメージ。ストーンアイランドは、ミラノのセレクトショップでは見ませんでしたが、地方の人気ショップでは必ずありました。
シチリアと言えば、海の幸。
そして、レモン。
この辺がイメージできるのではないかと思うのですが、個人的には、イタリアで食べる生魚にはちょっと恐怖心があって、以前、むちゃくちゃ臭かったので食べられなかったのです。
今回の生ものはうまかったですが……。
日本のように安心感があるわけでないので、やっぱり、フリット(天ぷら)が最高ですね。
この生牡蠣は本当に美味しかった。エビが危険で、臭い時はたべられないのですが、これは美味しかったです。
いか とか たこ のフリットが一番美味しい!そして、この「ごつごつしたレモン」がまたうまいのです!
イタリアでは、スピリッツが大ヒット中。
スプリッツとは、プロセッコ(スパークリングワイン)×炭酸×アペロール。
食前酒として圧倒的に人気がある飲み物。
ここ数年ずーっとヒットしており、夕食前バールで飲むお酒としては、本当によく見るお酒。
見た目も爽やかでインパクトがあるから、日本ではやりそうと思うのですが、なかなか、はやらないですね。
爽やかなオレンジがジュースっぽいんですが、全然、ジュースじゃない(笑)普通に酔っ払います。
いかづくし でしたが、イカスミパスタ。これは、むちゃくちゃうまかった!口の中真っ黒になりましたが……
ローカルフードと言うところでは、シチリアではザクロジュースが大人気。
生のザクロを搾ってだしているお店、初めて見ました。これで5ユーロ。
600円位なので、高いようなやすいような(笑)でもむちゃくちゃ美味しかったですよ。
一杯のざくろジュースを創るのに、何個いるんだろう?と思うぐらいぐいぐい絞っていました。
種もちょっと入っているのですが、この酸味がくせになるのです。甘酸っぱい独特の味。むちゃくちゃうまかった。
最後に、今回は全く、入れていないのですが、やはりシチリア島と言えば、海!
地中海の海は写真では伝わらないのですが、本当にキレイです。
もし、イタリアに行く機会があるならば、シチリア島も是非、行き先の1つにしてほしいです。
パレルモの観光大使に、だれか、任命してくれないかな?(笑)
日曜日だったこともあって、すごい人の賑わいでした。船で沖合にぷかぷか浮かんでしゃべったりするのがいい感じ!
伝わらないのですが、海が本当にキレイだったのです。時間が無かったのですが、海に入りたかったです(笑)