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キュット ミー!(スリング)の使い方

スリングの使い方はちょっとしたコツをつかめば難しいものではありません。慣れているとスリングを装着してから赤ちゃんを抱くまでに10秒とかかりません。慣れないうちは赤ちゃんを抱っこした後に鏡で全体を見てみると良いでしょう。へい社よりスリングをご購入された方は付属のDVDやパッケージもよくご覧下さい。抱っこが安定し、あなたの体が楽に感じられるなら、OKです。

2007年1月、スリングでの新生児期の抱き方に関する変更がありました。現在配布(キュット ミー!、キュット ミー!823に付属)中のDVDは改訂した内容です。

はじめに/準備編 新生児からの抱っこ編 4か月からの抱っこ編
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新生児の基本抱き(0〜3か月児)

準備編でご紹介した「コアラ抱っこ」をスリングで実践し、『新生児の基本抱き』をやってみましょう。この抱き方は「寄り添い抱き」「腰抱き」「たて抱き」とほとんど同じですが、体格が小さい分ポーチの作りが小さくなります。また赤ちゃんはリングと反対側のレールに頭をもたせかけることになるため、体全体がリングと反対側にかたむくことが多いです。

1. スリングを装着します(準備編参照

2. 赤ちゃんをげっぷさせるときのように肩パッドとは反対側の肩に高めに抱き上げます。

3. スリングの下側から手を伸ばし赤ちゃんのあしを使用者の体に巻き付けるように開脚させ、スリングに座らせます。
このとき、あし先を引っぱるのではなく、ひざを開くようにしてください。

4. 赤ちゃんの上半身が使用者に寄り添うように、しっかりとテールを引きます。

※ この赤ちゃん(生後4・5週)はスリングの中で体を斜めにするのではなく、綿の入ったレールに頭をのせた状態になっています。赤ちゃんはいつでもお母さんの顔を見て安心することができます。

※ また、新生児の基本抱き完成時の注意事項として以下のイラストもご参考にしてください。

  1. 図1.正しく基本抱きされている赤ちゃんの体は後湾(猫背)の状態で、背骨は首から腰にかけてまっすぐになっています。

  2. 図2.ポーチのゆるみなどが原因で赤ちゃんの体が側湾(背骨が左あるいは右に湾曲した状態)になるのは好ましくありません。

  3. 図3.側湾している場合は、湾曲した背中の部分の布をたぐってそこにつながっているテールの場所を引き、図1の状態になるよう調節しましょう。

新生児の赤ちゃんをスリングに入れた状態で授乳する場合

  1. 小さな赤ちゃんならば、スリングを少しゆるめれば基本抱きのまま授乳をすることができます。スリングをゆるめるときは、お母さんはどこかに座るなどして必ず安定した状態を確保してください。
  2. 授乳の時に限るならば新生児の赤ちゃんをスリングの中で横抱きにしてもいいでしょう。ただし、赤ちゃんの膝をお母さんのお腹で押してしまうようなことは避けたいものです。4ヶ月からの抱っこ編「はじめに」に書いた3つの注意点をご参考にされてください。
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寄り添い抱き(4か月ごろ〜)

寄り添い抱きは大きくなっても(16キロ程度まで)ずっとお使いいただける抱っこのしかた。お尻が深くポーチに座り、足がスリングの外にちゃんと出る抱っこ。相撲の「四股を踏む」ようなイメージです。

1. スリングを装着します(準備編参照)内側のレールはアンダーバストに沿うあたりにきています。自分の手を入れてポーチの底がおへそのあたりの深さになるように調節をしましょう。

2. 赤ちゃんをリングと反対側の肩にげっぷさせるときのように高めに抱き上げ、足をスリングの内側から外に出すようにポーチにおろしてゆきます。
リングと反対側の手で赤ちゃんの足を誘導してあげるとスムースです。

3. 上側のレールにつながっているテール☆の部分を引いて、赤ちゃんの上半身が密着するように全体を整えます。ポーチのたるみがまだあるようであれば、その部分につながるテール★をひっぱってください。

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腰抱き(4か月ごろ〜)

正面ではなく腰で赤ちゃんを支える抱き方です。
赤ちゃんも抱っこする大人もお互いにしっくりくるようであれば、新生児でもお試しいただけます。(身長がある場合)最も適当なのは4か月ごろからです。

※この例では2歳児を抱っこしています。

1. 寄り添い抱きと同じようにスリングを装着します。

2. 寄り添い抱きと同じ方法で赤ちゃんを抱きいれます。この時に赤ちゃんの片方の足は背中のほうへまわします。ポーチに入ったら、膝ウラにレールがあたるようにし、深く座らせて下さい。

3. 赤ちゃんはお母さんの体を横から挟むように腰骨の上に座ります。テールを引いて、赤ちゃんを密着させてください。

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たて抱き(4か月ごろ〜)

足先もすっぽりとスリングの中に入る抱き方。最も適当なのは4か月ごろからです。赤ちゃんが足をたたむことを嫌がったら、この抱き方は避けて下さい。

1. 寄り添い抱きと同じようにスリングを装着します。

2. 寄り添い抱きと同じように赤ちゃんを肩の上に抱きかかえます。
そこで赤ちゃんの足をあぐらを組むようにまとめながら、体全体をスリングの中におろしてゆきます。

3. 赤ちゃんはポーチの中に座ります。テールを引いて、赤ちゃんの上半身が密着するように全体を整えれば完成です。

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これも大事!
くびの座らない赤ちゃんをスリングからおろす方法

1. 布団やベッドなど赤ちゃんを寝かせるところでスタンバイ。外側のリングをもちあげてスリングをゆるめます。片方の手は赤ちゃんに必ず添えて。

2. 抱っこしている人が前屈みになって赤ちゃんを寝かせたら、抱っこしている人がスリングから抜けてください。抜けるときは頭が先です。

3. スリングをそのままにしてあげると、抱っこしてくれていた人の温もりに包まれた状態が続くので、赤ちゃんはより安心するでしょう。

はじめに/準備編 新生児からの抱っこ編 4か月からの抱っこ編