奇跡のフルーツ「ノニ」
ノニとは南の島で採れるフルーツで、太古の昔から「奇跡のフルーツ」として健康維持のために使われてきました。
ジャガイモのような形の実が、一年中収穫できます。南国のフルーツといっても、パパイヤやマンゴーなどの甘くジューシーでトロピカルなイメージとは程遠く、その臭いは銀杏、チーズ、履き古した靴下・・・などと表現する人もいるほど、独特で、味はとにかくマズイ!というフルーツなのです。 |
ノニの可能性
ノニは、数千年前から、ノニの果実・葉・根は、食用・薬用・染色などに使われてきました。2000年前頃に海洋民族とともに太平洋諸島に広がり、世界中で様々な人々に活用されてきたと言われています。
昔は、一家に一本あったノニの木ですが、強烈なニオイが嫌われて、どんどん町から姿を消していきました。20世紀終わりごろから、改めてノニは、多くの研究により様々な可能性が明らかになり、健康の救世主として見直されています。 |
ノニの種目
ノニの種目はコーヒーなどと同じ仲間のアカネ科の植物です。野生の雑草、雑木のように生命力の強い木で、成長しますと8メートルほどになり、1年中花が咲き、実がなり、実が熟す、同じ枝の中でそれらが同時進行します。熱帯地方ではそれほど珍しいことではないようですが、初めて見たときは吃驚しました。樹齢40年(推定)ほど10メートルを超える高さの木を見た人がおりますので、50年ほどの寿命でしょうか。
年中、花が咲き、実をつける子沢山ですから、消耗は激しいと言えるかも知れません。 |
染料植物としても注目されてきたノニ
染料としても、太古から伝わるノニは、現在でも糸染めの染料としてインドネシアで使われているほか、日本の沖縄八重山地方でも染料植物として利用されています。天然染料は化学染料と比べて、時間と根気が必要なため、現在では、ごく限られた地域で使用されているのみで、ほとんど行われてはいません。
しかし、手間を惜しまない昔から伝わる伝統の製法で織られた天然染色の生地は、民族衣装などで独特な風合いをかもし出しています。 |
ノニの成分
ノニにはビタミンCをはじめ各種ビタミン、ミネラルなど実に140種類以上もの栄養素が含まれています。これはローヤルゼリーの40種類、プロポリスの110種類と比べても圧倒的に違うことが分かります。 |