レザーの様な使い勝手と耐久性を持ちながら、レザーでは成しえなかった見た目や性能を実現したカーボンレザー。
他のレザーとは一線を画すカーボンレザーならではの魅力をご紹介します。
モダン&トラディション
Carbon Leather
モダン&トラディション
Carbon Leather
カーボンレザー
元々はイタリアのキオリーノ・テクノロジー社が自動車メーカー用に開発したレザーで、牛革の上にカーボンファイバーシート柄を型押したフィルムを熱圧着させることで作られるハイブリット素材です。
カーボンファイバーシートとは、軽量&高耐久で航空機や自動車産業をはじめゴルフクラブや釣り竿など様々な分野で活躍する素材です。
特に自動車産業では耐久性もさることながらその独自の緻密で艶やかな織り目模様が人気で、素材の枠を超えひとつの‟柄”としての地位を確立しています。
カーボンレザーはこの美しい柄を再現したハイブリットレザーで、さらに他のレザーが苦手とする耐水性・耐光性にも優れた唯一無二の存在です。
"レザーは周知の通り、動物の皮を鞣すことで腐敗を防ぎ有機物が1つの‟素材”へと変化した姿です。
レザーは耐久性に優れ加工の仕方で堅くもしなやかにもなり、さらに染色・オイリング・エイジングなどにより装飾品としても美しい見た目が多くの人に愛されてきました。
そんなレザーも有機物であるために基本的には水気・湿気に弱い素材です。
カーボンレザーはレザーと合成素材を組み合わせることにより、そんなレザーの弱点を克服しつつさらにレザーとは異なるモダンなシーンにも調和する魅力を手に入れました。
牛革の上に強固に熱圧着されたカーボンフィルム(PVC)の表面には微細な凹凸があり、向きの異なったこの凹凸が光を反射することでカーボンファイバー独自の模様を再現しています。
合成素材と合わさることで、レザーだけでは成しえなかった魅力。
レザーの様な使い勝手と耐久性を持ちながら、レザーでは成しえなかった見た目や性能を実現したカーボンレザー。
他のレザーとは一線を画すカーボンレザーならではの魅力をご紹介します。
カーボンレザーの
魅力
レザー製品は総じて水気や湿気に弱い素材です。 しかしカーボンレザーはベースに牛革を使用し、柔軟性と耐久性に優れながらも表面はPVCであるため水気に強く、メンテナンスも楽な優れた素材です。
これは特にどうしても屋外での使用シーンが多くなってしまう鞄などに有効で、万が一雨がかかってしまっても水分による劣化を防いでくれます。
カーボンレザーのメリットとして、軽いひっかきキズや擦れに対する耐久性が挙げられます。
素材本来の強度に加え、独自の模様を描く微細な凹凸がクッションの様な働きをしてキズの付きにくさに一役買っています。
日常で使う物だからもっと気軽に、ストレスフリーな使用を提供してくれます。
使い込むことで色味や質感が変化していく‟エイジング”もレザーの魅力の一つです。
太陽光に含まれる紫外線での変化もその一つで、日を追うごとに濃い色味に変化していきます。
一方でカーボンレザーはそういった紫外線での色変化にも強く、時間経過であまり色味に変化が出ないことも優れている点と言えるでしょう。
手にした時の美しさを長く楽しめるメリットがあります。
独自の存在感を放つカーボンファイバー調の模様は、どちらかと言えばクラシカルでカジュアルな印象を抱く他のレザーとは異なり現代的でスポーティーな印象を与えてくれます。
時にファッションの一部でもある財布や鞄の選択肢は広くあるべきで、カーボンレザーはファッションシーンへの可能性を広げた‟現代のレザー”の一つと呼べるでしょう。
当店の財布・鞄・小物にはカーボンフィルムの上に更にシリコンコーティングを施した物もラインナップされています。
しっとりとして絶妙な柔らかさがあり、いつまでも触っていたくなる様な上品さがプラスされています。
少しマットな質感で、程よく光沢を抑えた見た目も魅力。
レザーと同じように使用できる素材でありながら、より広い使い方を与えてくれるカーボンレザー。
その独自のテクスチャーが醸す上質感、 そして耐水性と強度が与える安心感は持つ者の所有欲も満たしてくれること間違いないでしょう。
先端を走る拘り。
MC : NANAMI /
清水真輝(株式会社FALCONER代表取締役)
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