今回のゲスト:

藤原さくら

NANAMI:
藤原さんが音楽を始めたキッカケはなんだったんですか?
藤原:
えっと、私はお父さんがベースをしていて。結構音楽が好きな一家だったっていうのもあって。小さい頃から音楽はよく聞いてましたね、ライブに行ったりだとか。そこから楽器を始めて。音楽を聴くようになって、YUIさんとかがすごく好きで。で、なんか自分で曲を作って詩を書いて歌う人のことをシンガーソングライターっていうんだってその時に初めて知って、私もなりたいって思ったのが小学生ぐらいでしたね。
NANAMI:
楽器を始めたのは、小学校より小さい時からなんですか?
藤原:
いや、小学校5年生ぐらいで、その時にちょうどYUIさんがたくさんテレビに出たりしていて。周りにまだあんまりギターを弾いて歌ってる子とかがいなかったので。なんかこれは楽器が弾けたらめちゃめちゃカッコいんじゃないか、みたいな動機でしたね、最初は。
NANAMI:
音楽活動されてて何が一番楽しいですか?
藤原:
やっぱりライブが本当に楽しいなっていうのをすごく思いますね。いつもだったらやっぱアルバムをリリースしたらすぐにこう全国ツアーを回れたりとか。お客さんがその自分の曲を「あ、こんなにもう一緒に歌えるようになってるんだ」っていう感動とかがやっぱライブでしか感じることが出来ないので。
NANAMI:
そうですよね。
藤原:
だからライブが出来たときは本当に嬉しかったです、8月。そのリリースされたライブDVDのライブの時は本当嬉しかったですね。
清水:
楽曲制作の拘りはありますか?
藤原:
楽曲制作の拘り。でも曲によってなんですけど、一番なんの、どういう状態がその曲にとってベストなのかみたいなのは毎回レコーディングの時、考えますね。生音がいいのかとか、どういうふうに歌ったらその曲がもっと生かされるか、とかはみんなで相談したりしながら、なんか色んなやり方を試したりします。
NANAMI:
作詞とかって私は全然したことがないので想像ができないんですけど、やっぱり気分転換になんかしたりとかすると浮かんできたりするんですか?
藤原:
なんか自転車に乗ることが多いんですけど。自転車に乗ってるときとかになんかこう歌詞のこととかを考えてて、ハッて思いついて、止まってワーッて打ってっていうのはしますね。
NANAMI:
えー、自転車。初めて聞きました。
藤原:
歩いてたりとか、多分移動してる時にすごい書くことが多くって。電車移動とか。そういうどこかに行っている最中みたいな時に結構曲を書くこと多いですね。
NANAMI:
じゃあ、なんか予期せぬ時に浮かんでくる感じなんですかね。
藤原:
そうですね。カフェとかにも行ったりするんですけど、家で集中できないと。行ったりするけど、行くまでの間とかで書いたりとかもしますね。
清水:
そんな藤原さんにとって、成功と幸せはイコールですか?
藤原:
成功と幸せは絶対イコールじゃないですか?
清水:
イコールだと思うと?
藤原:
思います、思います。自分が幸せじゃなかったら意味がない気がするし。周りの人もなんか幸せにするのが成功なのかなと思いますね。自分だけじゃなくて。
清水:
分けて考えるものではないということですね。
藤原:
うん、そうかな。だってそれでどんだけ周りから見て素晴らしい、滅茶苦茶、幸せなんだろうなって思っても全然そうじゃなかったりとかするじゃないですか、蓋を開けてみたら。すごく悩んでたりとか。もちろん悩むのは大事だと思うし、アップダウンがあるのはしょうがないと思うんですけど、それでもやっぱり幸せのためにやってるかなと思いますね。

編集後記

『曲を作り、詩を書き、歌う人』シンガーソングライターという目標に出会い、実現した藤原さん。好きな音楽を純粋に楽しみ、ただ作品を想い想いに描き続ける、そんな彼女だからこそ今があるのだと感じました。
「自分が幸せであり、周りの人も幸せにすることが成功」と話す藤原さん。音楽を楽しむ気持ちに加え、拘り抜く姿勢が作品と共に感動を届け、幸せを周りから感じ取る。そんな力があるのだと私達は考えます。幸せを伝播させることで必然的に成功へ繋がるのだと分かりました。

藤原さくら

2015年、EP『à la carte』でメジャーデビュー。その翌年には演技初挑戦ながらフジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』にヒロイン役として出演、その主題歌『Soup』を1stシングルとしてリリースする。2021年8月には映像作品&配信アルバム『SUPERMARKET Live2021at中野サンプラザ』を、9月には配信シングル『mother』をリリース、今も尚ご活躍中。