(2)広いっ!アッサムの茶園
ここでもジープが必需品。アッサムは平らなので、高いところを細いでこぼこ道でいくダージリンよりは安心して乗れる。イザ、茶園へ。行ってまいる!!
強い日差しから茶樹を守るシェード・ツリーが整然と植わる。不規則に植わるダージリンのシェードツリーとは「茶樹を守っている」という使命感が違う。
わ~!コレがアッサムの茶園か!と感心していると、マネージャーのナインさんが車を止めて、熱心に茶葉の説明をしてくれました♪
アッサムの茶葉は本当に大きい。私の手のひらより大きい!!
この画像に映る枝は、一芯二葉の二葉ばかり大きくなり、芯が育たずトゲのように小さい、いわゆる「バンジー」。オフシーズンの茶樹はこのようになってしまう事が多い。
マネージャーのナインさん(左)が持つ大きな葉っぱば「マザーリーフ」。一生懸命、光合成して一芯二葉に養分を送る働きをするからこう呼ばれるのだとか。
上の画像では、マザーリーフの上から剪定をして、そこから新たに若い枝が複数生えてきたところ。こうして枝を多くして、一株あたりの茶摘量を増やしていく。
アッサムの新芽をもらって腕時計と並べてみる。でかい…そして葉っぱから葉っぱまでの距離が長い。
なるほど、見るからに力強い紅茶ができそうだ。
おっと、何やらオムスビのような形をした大きなカゴが並んでいますよ…?!
摘んだ茶葉を入れるもののようです。ツン、ととんがったフタが可愛いですね~
牛様も茶園の中をのんびりお散歩中。もっぱら道端の草を食んで、茶葉には興味が無い様子。平らなアッサムならではの風景。標高の高いダージリンでは主に犬と、時々猿を見かけた。(犬猿の仲じゃないの?)
ざっ、ざっ、ざっ、っと手際よく進む作業。いつみても茶摘風景はいいですね。アッサムの女性は頭の上にうず高く布をまとめて、その上からバスケットの紐をかけているのが特徴的でした。
上で見かけた「おにぎりバスケット」。ちょっと失礼して中を覗き見すると…
摘まれたばかりの茶葉の上に今日のお弁当と水筒がすやすやとお休み中でした♪
ダージリンではプラッカーが摘んだ茶葉を直接工場まで背負って運ぶのが主流でしたがアッサムではこうしてトラックに載せて運ぶのですね。改めてアッサムは生産量が多いんだな~っと思う。
茶園の中の様子。
広い広い。あの道はどこまで続くのだろう?
世界最大の紅茶生産国にして最大の消費国でもあるインド。それを支えるのはやっぱりアッサムなんだな、と実感する。
これだけの広さをここまで手入れするのはとても大変な事ですよね。
続く……