デザインインテリア特集

照明の彫刻

“AKARI”と名づけられた照明の彫刻はイサム・ノグチと、岐阜の伝統的産業である岐阜提灯との出会いの中から 1952年に創り出されました。 光を柔らかく拡散させる和紙の性質と、骨組みとなる竹ひごを荒く不規則に張りめぐらすことによって、和紙の縮みや、しわをそのまま残し、たんなる照明のための器具にはとどまらず、光の彫刻として成り立たせました。あくまでも素材の性質にこだわる制作姿勢は、日本の伝統的な工芸品に見られる性質であり “AKARI”の持つ軽やかさ、はかなさという性質も日本古来の美意識にもとづくものです。イサム・ノグチのこの作品は、日本固有の美しい工芸品を見事に現代に蘇生させたとして、たちまち世界中から注目され、日本グッドデザイン賞の受賞やニューヨーク近代美術館に収蔵されたのをはじめ、各国の家庭やオフィスで広く愛用されています。

Isamu Noguchi

僕は自分の作品に「AKARI」という名をつけた、ちょうちんとは呼ばない。明かりと言う言葉は太陽の光や月の光を部屋に入れようという意味からこの言葉ができ、漢字の文字も日(太陽)と月とで出来ている。今日あまりにも生活が近代化し機械化した現代人にとって、自然光に近い照明は憧れに近いものがあり、和紙を透かしてくる明かりには、ほどよく光を分散させ部屋全体に柔らかい光を流してくれる。「AKARI」は光そのものが彫刻であり、影のない彫刻をねらった作品である。また、ガラスやプラスチックよりも紙と竹と木という、古来のものの方が、どんなに美しく、効果を発揮しているかを、いまさら言うまでもない。外国育ちの僕には特に行灯が畳の生活様式にあわせて、興味深く感じられる。

AKARI - ペンダント

僕は自分の作品に「AKARI」という名をつけた、ちょうちんとは呼ばない。
明かりと言う言葉は太陽の光や月の光を部屋に入れようという意味からこの言葉ができ、漢字の文字も日(太陽)と月とで出来ている。

今日あまりにも生活が近代化し機械化した現代人にとって、自然光に近い照明は憧れに近いものがあり、和紙を透かしてくる明かりには、ほどよく光を分散させ部屋全体に柔らかい光を流してくれる。「AKARI」は光そのものが彫刻であり、影のない彫刻をねらった作品である。

また、ガラスやプラスチックよりも紙と竹と木という、古来のものの方が、どんなに美しく、効果を発揮しているかを、いまさら言うまでもない。外国育ちの僕には特に行灯が畳の生活様式にあわせて、興味深く感じられる。

AKARI - テーブルランプ

彫刻としてのフォルムの美しさと実用的で扱いやすいバリエーションで、海外でも高く評価され愛用されています。場所を選ばず、どんなスタイルのお部屋にもしっくりといきます。