乙女の布ナプキン 誕生ストーリー

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補助金? パテント?? 長い道のりを越えて

 

試行錯誤のはじまり

開発・レッツチャレンジ
始まりました。ロハス工房オリジナル布ナプキンの開発スタートです。

打合せ風景開発といっても日常の受発注業務やメルマガ作成、企画の打合せといった業務の合間で取れる時間でやらなければなりません。結構日数がかかりそうです。

社長の知り合いの服飾デザイナーのかおり先生にもお手伝いの了解を得られたので、早速ご指導頂きながらまずコンセプトから。

ここからスタッフ一同喧々諤々。
この頃には私だけではなく他のスタッフやかおり先生も布ナプを使って頂いていたので、それぞれ色々と意見がありまして。調整が大変な私・・・。

そんな中でまず開発の第一目標に掲げたのが、

〈使いやすさ〉

です。

お客様から頂いたご指摘の中で一番多くの課題となったのが、使いやすさだったからです。各メーカーさん共色々な工夫をされているのですが、私達は更にそれを上回る使いやすさを提供することを目標として、頑張ることにしました。

私の心の声。
“そんな大それた目標立てて大丈夫かな〜”

・・・とにかくやってみましょう。

それから空き時間を使って試行錯誤の連続。残業は当たり前、時には休日出勤も。かおり先生の厳しい指導の下、色々な型を作ってみることに。

本体にパッドをはさみ込む方式、パッドにひもをつける方式、パッドで本体をくるむ方式、等々色々な方式を試してみました。

そんなこんなで最終的に使いやすさ・機能の面では面ファスナー(マジックテープ)を使用した商品を作ることとなりました。
使用したスタッフの中で一番評価が高かったタイプです。

当然ですが布ナプキンは初心者さんが多く、なじみのないものです。
けれども、私もそうでしたが、一度使うとやみつきになる方も多く、何とかこの良さを広めるためには使いやすい商品じゃなければならないので、面ファスナーを使用したタイプはパッドの交換に手間取ることもなく、とても使いやすくできたのではと思っています。

4本糸ミシン監督頂きましたかおり先生は、専修学校准教員の資格を持っている方なのでとても厳しく、私達にもデザインや縫製のイロハから、びしばし指導をして下さいました。
さらに愛用のミシンを貸して下さったり、4本糸なるミシンを購入する必要もあることから、渋る社長を説得して下さったりと大活躍です。
私達もかおり先生の励ましに応えるよう、へろへろになりながらついていきました。

そして、何とか基本形ができ上がりました。
 

素材選び開始
次に素材選びです。

オーガニックコットンや無漂白ネル、他にも色々な素材が出回っていますが、デザイン面にも考慮しながら肌面にはオーガニックコットン又は無漂白ネルを使用し、見える面には素敵なデザインの綿生地を使用することになりました。

オールオーガニックのよさも捨てがたいので、こちらも作ることにしましたが、生理中の重い気分からちょっとでも解放されるためには、下着感覚で楽しく使用できる素敵なデザインの商品も重要だと思い、生地を選定してみました。

生地の選定にあたってはスタッフで考えてみた物をかおり先生に見て頂き、厳しい駄目出しを多々受け、時には険悪な雰囲気になりながらも何とか決まっていったのです。

さて、ここからは長い長い素材実験の始まりです。

様々なメーカーさんより布ナプキンの中身になる吸収材やタオル地などを取り寄せ、吸水試験などをしながら素材を決めていきます。
実験を進めていくうちに、素材同士の組み合わせにより吸収量が変わることも分かりましてので、来る日も来る日も実験を繰り返しました。

そんなある日、スタッフの一人が「水と血って違うんじゃないの」と一言。
                                         ( ̄▽ ̄;)!!ガーン・・・
そりゃそうだ。
じゃーどうすれば???
まさか本物の血を使うわけにもいかないし。

よし、ネットで調査だ。

・・・。
・・・・・・。
ありました。
血液と同じような成分を作るには、生理用食塩水などを利用するとよいことが判明。
なので、実験やり直しです。

ふ〜

しかし決して妥協せず、皆様のために頑張ります。(っ`・ω・´)っ

実験中です・・・

あと、中身の素材に私達がこだわる理由の一つとして、布ナプキンのよさは分かるけど厚みやもこもこ感が気になるという意見も頂いていましたので、目標としては経血の吸収量を保ちながらもできるだけ薄くという矛盾した課題を解決しなければならなかったからです。
なので、素材選びは妥協せず入念に行っていました。

また、本来は防水布無しで経血に対応できればよいのですが、量の多い日や就寝時に使用するタイプには安心して使用できますよう、防水布を入れる必要があると判断しました。
ということで、一部商品には防水布を入れることにしました。

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