BN菌について (3) |
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1. 微生物とはどんなものですか?
2. (旧) 明治製菓株式会社の [BN菌] とはどのようなものですか?
3. BN菌の特徴とは? |
使用方法について (6) |
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4. 浄化槽・合併浄化槽に使用しても大丈夫?
5. 週2〜3回使用となっているけど、BN菌はずっと生きてるの?
6. 使用後水はすぐに流さないほうがいいの?排水管の曲がった箇所や奥の方まできれいになるの?
7. 気温の低い冬でも効果はあるの?
8. 排水管の悪臭・詰まりが解消されたら使用しなくていいの?
9. カビ除去剤など使うとBN菌は死んでしまうの? |
その他 (10) |
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10. なぜ排水管は詰まるの?
11. 一般に使用されている合成の洗浄剤との違いは?
12. 化学的な製品とはどう違うのですか?
13. 他の微生物製品とは何が一番違いますか?
14. (旧)明治製菓が「BN菌」を開発した理由は?
15. 環境問題についてはどのように考えていますか?
16. 一般の界面活性剤とはどう違いますか?
17. BN菌は、働き者と思いますが、これが排水や下水等の環境で ”増えすぎて悪さ”をすることはないのでしょうか?
18. 家庭での洗面所やお風呂場での排水管は髪の毛がよく出ると思いますがBN菌は髪の毛を分解してくれますか?
19. 高温のお湯を流すことがありますがBN菌に影響はありますか? |
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Q1: 微生物とはどんなものですか?
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1000分の1mm 〜 1000分の数mmの小さな生物を微生物といいます。 一般に微生物とは細菌、カビ、酵母、放線菌や藻などをいいますがBN菌は細菌
(バクテリア) の一種です。 |
Q2: (旧) 明治製菓のBN菌とはどのようなものですか? |
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BN菌は納豆菌の仲間であり非常に安全な微生物です。 元々環境浄化微生物として開発されたものですが、その特性を利用して業務用・家庭用の洗浄消臭剤が商品化されました。 |
Q3: BN菌の特徴とは? |
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排水中の油脂を分解減少する力を特性としますが、もう一つ、脂を乳化する力が特に強いことです。この力で永い間に溜まった洗っても落ちない汚れの固まりを柔らかくして剥がしていきます。 その結果ヌメリ取りや排水管の詰まりを取り除く効果が得られ、消臭効果も得られます。 |
Q4: 浄化槽・合併浄化槽に使用しても大丈夫? |
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BN菌は、一般家庭用浄化槽(業務用)にもよく使用されている微生物ですので、全く問題はありません。むしろ浄化槽や合併浄化槽内の微生物をより一層活性化させ、悪臭を抑制し水質を良くしますので安心してご使用になれます。 |
Q5: 週2〜3回使用となっているけど、BN菌はずっと生きてるの? |
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BN菌は、ボトルの中では休眠状態にさせてありますが、排水管などに流し入れると、ヌメリなどを栄養源にして、6時間から1日かけて休眠状態から目覚め、活性化して行きます。親から子、子から孫へと世代交代しながら効果を発揮してゆきますが交代を重ねる中で次第に油脂分解・悪臭除去の能力が失われていってしまいますので、優れた効果を発揮するBN菌の寿命と言えば3〜4日です。 そのため3日毎にご使用になるのが最も効果的です。 |
Q6: 使用後水はすぐに流さないほうがいいの?排水管の曲がった箇所や奥のまでキレイになるの? |
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すぐに水を流しても、BN菌は排水管のヌメリに付着しますので問題はありませんが、1日の水仕事が終わった後に使用したほうがよいでしょう。 BN菌は排水口から排水管内の壁面に沿って徐々に流れて行き、汚れている部分に付着しながら一部は排水と一緒に流れてゆき、浄化槽や下水管に流れ込みます。その後付着したBN菌は各箇所で活性化して働き始めます。 |
Q7: 気温の低い冬でも効果はあるの? |
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BN菌は、水と空気そして栄養源があれば、気温25〜40℃で最も活発化する微生物です。 一般のご家庭で冬場使用される場合は暖房やお湯などの使用により、家庭内の排水管はBN菌が充分活性化できる環境ですので、気温が低くても効果を発揮いたします。 |
Q8: 排水管の悪臭・詰まりが解消されたら使用しなくていいの? |
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使用を中止するとまた汚れは徐々に溜まっていきます。使用量は通常の半分で結構です。 週2回程度継続していお使いいただければその効果は持続します。 |
Q9: カビ除去剤など使うとBN菌は死んでしまうの? |
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水で希釈されますので問題はありませんが同時使用は避けてください。微生物は、活発に活動していても、自分に都合の悪い環境になると休眠状態にもどってしまいますが、環境が改善されればまた活性化し汚れや悪臭を分解していきます。 また、BN菌を使用する事により、カビなどの発生を抑制しますのでカビ除去剤の使用が少なくなり、排水管を傷めることもなくなります。 |
Q10: なぜ排水管は詰まるの? |
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排水管の中に流れていく生活廃水は、水だけでなく油や食べ物のカス・髪の毛など多種多様。 それが排水管のヌメリなどに付着して核となり、その塊が大きくなっていき、排水管の詰まりや悪臭の原因となります。 だから油をほとんど使わないご家庭でも排水管は詰まるのです。 |
Q11: 一般に使用されている合成の洗浄剤との違いは? |
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合成の洗浄剤は汚れの表面に作用することが多く長い間に溜まった汚れの塊は分解することは出来ません。 効果が表面的で一過性のものが多く、即効性があるのですが持続性が少ないのが特徴です。BN菌は微生物であるため、活性化するまで時間を必要とするので、即効性はありませんが、汚れの奥に入り込み元から分解し剥がし落としますので、効果が得られ始めれば週2回程度の使用によりその効果は持続します。 |
Q12: 化学的な製品とはどう違うのですか? |
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あくまでも微生物であるBN菌を主成分として、その作用から得られる効果を目的とします。効果を得るまで若干時間が必要ですが、その効果は持続されます。また、人や環境に影響を与えないことが一番の特徴といえます。 |
Q13: 他の微生物製品とは何が一番違いますか? |
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明治製菓の微生物商品は、BN菌のみの単一菌であるということが特徴であり、又、人に対する安全性や環境に与える影響についての試験に充分対応でき、公的機関で問題ないことが確認されています。 |
Q14: (旧)明治製菓が『BN菌』を開発した理由は? |
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(旧)明治製菓の薬品開発の過程で特長のある微生物BN菌を見つけることが出来ました。又、明治製菓は企業理念の中で環境の分野でも商品とサービスを提供することをうたっており、BN菌を主成分とする商品の開発につながりました。 |
Q15: 環境問題についてはどのように考えていますか? |
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現在は環境にやさしいということが商品作りの上での重要な条件にもなります。捨てるものだから、排水だからどうでもいいということでなく、自分で出来ることは自分もやり、皆で環境を守っていこうという風潮になってきています。BN菌が付着物を乳化することにより、そこにいる微生物全体が汚れを処理できる状態になり、汚れを分解減少させます。その結果廃水処理の負担が軽減され、水がきれいになり、自然と環境を守ることにつながっていきます。 |
Q16: 一般の界面活性剤とはどう違いますか? |
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界面活性剤は、水になじみやすい部分と油になじみやすい部分の両方を持っている物質で、汚れを吸着して取り除く作用を示します。 しかし合成の界面活性剤は汚れの表面に作用することが多く、長い間に溜まった汚れの塊は処理できません。BN菌は汚れの内部に入り込み油脂を乳化して塊を崩していきます。 |
Q17: BN菌は、なかなかの働き者とおもいますが、これが排水や下水等の環境で”増えすぎて悪さ”をすることはないのでしょうか? |
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排水中には、1mlに数百万の菌が存在しています。そこにBN菌を投入しても、BN菌のみが特異的に増えることはありません。油脂を分解していくのはBN菌だけの力ではなく、BN菌の作用により油脂を細かく乳化し、元からいる菌(常在菌)が分解しやすい状態にするのです。BN菌自体のの油脂分解能力も高いのですが、BN菌の投入により常在菌も活発に活動し始めるのです。継続使用により常にBN菌は存在しますが、5日間ほど使用を中止すればいなくなってしまいます。そのため3〜4日毎にお使いになるのが効果的です。微生物はとても頼もしい存在ですが、菌種によっては怖いものもあります。商品を購入するに当たっては、何の菌を使用しているのか明記されているものを選択していただきたいと思います。 |
Q18: 家庭での洗面所やお風呂場での排水管は髪の毛がよく出ると思いますがBN菌は髪の毛を分解してくれますか? |
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BN菌で髪の毛を分解することは可能ですが、固形物ですの分解するにはかなりの時間が必要になってきます。お風呂場などの排水管の詰まりは、髪の毛などがパイプのヌメリに引っかかりそれが芯となって他の物を巻き込み、ドロドロとした塊が大きくなっていき、水の流れを悪くしていきます。BN菌を使用しますと、BN菌の作用によりヌメリなどの汚れをを分解・剥離しますので髪の毛も付着せずに流れていきます。排水管の奥でも同じような状況で、汚れの塊を剥がし落としその後は汚れが付着するのを防いでいきます。 |
Q19: 高温のお湯を流すことがありますがBN菌に影響はありますか? |
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BN菌には全く影響はございません。但し100度以上になると死滅する場合がありますので、ある程度冷ましてから流すようにしてください。通常、菌は45度以上の温度で死滅の方向に向かいますが、BN菌のような菌(芽胞菌)は、周囲の環境が生存に適さない場合芽胞に戻り、環境が改善されると栄養細胞となり活発に活動し始めます。 |