【一汁一菜】お味噌汁中心の食事
 
一汁一菜:京焼・鉄絵呉須椿文蓋向付・伏原博之
 
 【一汁一菜】お味噌汁中心の食事
 

 奈良国立博物館前に「下下味亭」というごはん屋さんがあったのを覚えていらっしゃる方もあると思います。そのお店の一汁一菜は絶品で、何とか記録に残すために本にしたいと思っているうちにごはん屋さんは止めてしまわれました。さまざま思い起こしながら少し私の想いも入れつつ、お味噌汁を中心とした食事の基本、一汁一菜を始めてみたく思います。

店主 真木啓子





No.23鶏スープ→ 一汁一菜
No.00新わかめ、芹、豆腐→ 一汁一菜




白磁輪花小鉢・碗型・水野克俊




File No.24 よもぎ麩、わらび

朱小吸椀・奥田志郎 気がつくとすっかり春になっておひなさまの季節です。
 今年は四月十二日が旧暦の三月三日、即ち上巳の節句です。平安時代、三月初めの巳の日に無病息災を願う祓いの行事があり、その時人形(ひとがた)を作って厄災を託して流したのが起源といわれています。
 このところは旧暦での習慣が無くなりつつあって、新暦三月三日がおひなまつりと季節感が変わってしまっていますが、ちょうどその頃からさまざまな春の食材が出始めます。
 今日は大人のひなまつりとて、すべて少し小ぶりの食器を使って軽くおしゃれに組んでみました。
 蒸し寿司は具を少し吟味して、酢飯に焼あなご、しいたけ、きくらげ、のりを混ぜ、のせるものは錦糸卵と木の芽だけのシンプルなものにしました。(私はお客様用に多めに作ったちらし寿司を冷蔵または冷凍しておいて蒸しなおしたりします。)
 お菜はみつば・帆立貝柱・新わかめのごまあえ、椀は白味噌仕立でよもぎ麩(京・麩嘉)を温めて入れ、小さなわらびをのせています。
箸置に小さな巻貝を使ったことで三月が強調され、一汁一菜に少し変化をもたらしています。お漬物もビードロ釉の合わせ貝の鉢に菜の花の糠漬けと西瓜の奈良漬けを盛りました。蒸し寿司が盛ってある蓋物は粟田の土で作りました京焼で、蒸しものがふんわりとやわらかな感じになります。
日常的な一汁一菜も控えめながら出来るだけ季節の変化を感じさせるものにしたいものです。

   
   

店主 真木啓子








染付貝箸置・古川章蔵 桃かわらけ・古川章蔵 灰釉ビードロ貝小鉢・有松進
  □飯 ちらし蒸し寿司 鉄絵呉須椿文蓋向付・伏原博之
  □汁 よもぎ麩、わらび 白味噌仕立で 朱小吸椀・奥田志郎
  □一菜 みつば・帆立貝柱・新わかめの胡麻和え 白磁輪花小鉢・碗型・水野克俊
  □漬物 菜の花、西瓜 灰釉ビードロ貝小鉢・有松進




染付幾何学文飯碗
染付幾何学文飯碗 外側の力強い幾何学模様に対し、内側の縁は繊細な模様。
阪東晃司
5,250円
  染付幾何学文飯碗

白磁輪花小鉢・碗型
白磁輪花小鉢・碗型・水野克俊 すっきりきれいな輪花の小鉢です。
水野克俊
4,200円
  白磁輪花小鉢・碗型・水野克俊

染付貝箸置
染付箸置

巻き貝の箸置です。

古川章蔵
840円
  染付箸置

にちにち箸
にちにち箸 元来使い捨てだったお箸(利休箸)が、普段使いのお箸として毎日使っていただいても2年も保ちます。
奥田志郎
1,050円
  にちにち箸
 
漆器|4.2寸汁椀
漆器|4.2寸汁椀 お味噌汁はこちらです。八分目で200mlほど入ります。
奥田志郎
18,900円
  漆器|4.2寸汁椀

灰釉ビードロ貝小鉢
灰釉ビードロ貝小鉢 貝の形の愉しい小鉢です。
有松進
4,830円
  灰釉ビードロ貝小鉢

桃かわらけ
盃 今回は、お漬物の小さな取り分け皿に使いました。
古川章蔵
3,675円
  盃

朱布盆・小
朱布盆(大) 「朱布盆・大」を一回り小さくした寸法です。
奥田志郎
31,500円
  朱布盆(大)





和食器の愉しみ・工芸店ようび >【一汁一菜】お味噌汁中心の食事