【一汁一菜】お味噌汁中心の食事 新たまねぎ、新わかめ
奈良国立博物館前に「下下味亭」というごはん屋さんがあったのを覚えていらっしゃる方もあると思います。そのお店の一汁一菜は絶品で、何とか記録に残すために本にしたいと思っているうちにごはん屋さんは止めてしまわれました。
さまざま思い起こしながら少し私の想いも入れつつ、お味噌汁を中心とした食事の基本、一汁一菜を始めてみたく思います。
新じゃがいもと牛肉ミンチの煮物
新しょうが御飯
新玉ねぎと新わかめの味噌汁
新キャベツのお漬物
と、「新」を揃えてみました。
新じゃがいもは皮のままごま油でよく炒めて、少しこげ目がついた位で出汁少々、みりんと醤油で味付けをし、上に牛肉のミンチをのせて蓋をし、じゃがいもがやわらかくなるまで煮て下さい。少し火を強めてお汁をからめる様にお肉も一緒にからめて下さい。じゃがいもに少し色がつく位にします。
しょうが御飯は千切りの新しょうがをお好みの量まぜて炊くだけです。出来上がりにお塩をムラにかけます。全体に同じ塩味にしないことが美味しい秘訣です。
新玉ねぎは横二つに切り芯をとり、水の中でほぐします。それをそのまま(大きいまま)具にして、少し新わかめを戻して彩りにします。お味噌は雲州三倍糀味噌。奥出雲の井上醤油店で作っている本物のお味噌です。
糠床に新しい山椒の実を入れたのは六月二日でした。新キャベツを漬けると山椒の香りがして、毎年この季節はこれを楽しんでいます。
ルリの中鉢は今度新しくようびの作家さんになっていただく芦田さんという方です。まとめて又ご紹介いたします。一つあることによって食卓が急に明るくなり、じゃがいもとお肉のように煮上がりの地味なものを美しく見せてくれます。
灰釉ビードロ飯碗
少し厚みのある飯碗です。釉薬のかかり方が愉しい人気の定番です。
有松進
4,840円
黒サハリ椀
「まり椀」とともに、「工芸店ようび」の創業以来の定番としてご好評いただいているのが、こちらの「サハリ椀」です。
奥田志郎
25,300円
トルコ青釉鉢
絵志野の温かみのある中鉢です。
芦田俊之
4,620円
色絵四方ひょうたん小皿
白くぽてっとした瓢箪からのぞいている黄色の花も愛らしいですね。
伏原博之
8,800円
醤油入れ・金・小
正方形の小さなお皿です。見込みには、様々な伝統柄が・・・。
工芸はなせ
5,500円
にちにち膳
気軽に「和」の時間を過ごしていただけるよう、「和」の美しい空間を身近に作っていただけるお膳を作りました。
奥田志郎
30,800円