鰯のつみれ、葱・【一汁一菜】お味噌汁中心の食事

まり椀・奥田志郎 |一汁一菜

【一汁一菜】お味噌汁中心の食事

 奈良国立博物館前に「下下味亭」というごはん屋さんがあったのを覚えていらっしゃる方もあると思います。そのお店の一汁一菜は絶品で、何とか記録に残すために本にしたいと思っているうちにごはん屋さんは止めてしまわれました。さまざま思い起こしながら少し私の想いも入れつつ、お味噌汁を中心とした食事の基本、一汁一菜を始めてみたく思います。

工芸店ようび 店主 真木
No.08 はんぺん、菊菜 一汁一菜
No.10 冬瓜、人参、椎茸 一汁一菜
《一汁一菜の基本》 豆腐、新わかめ、芹 一汁一菜
器替わり 器替わり
File No.9 鰯のつみれ、葱

サハリ椀・奥田志郎 御飯、お汁、お菜を盛る一汁一菜の基本は、三つ椀から始まっています。
 この度のものは、まり椀を本来の飯椀として用いています。どちらかと云うと口造りが内側に反っています。サハリ椀は沙張理(即ち金属合金)で出来た碗の形の写しで、外に反っています。
 これを 合せてバランスを面白くし、雪輪の形の向付に旬のほうれん草と玉子のバター炒めを色よく盛りました。
折敷は奈良下下味亭さんが長い間使っていらっしゃった古い春慶のお盆をお借りして写しを作らせていただいたものです。縁にしっかり親指が入って手がかりになり、お盆として使っていただいても安定感がありよろしきものです。
 黒の塗りのお箸は奥田志郎さんがお箸の素地一本一本を自分で削り直してていねいに塗りました。使い心地のよい箸です。

つみ入れ汁
つみ入れは骨を少し残してイワシをたたき、すり鉢で摺ってささがき牛蒡としょうがを入れ、玉子少々、小麦粉少々でつなぎ、塩と少々のしょうゆを入れて、スプーン(大)ですくってポトポトと出汁に落として火が通ったところでアクをすくいます。味噌を入れ、ネギをちらします。
イワシが新しいこと、香りの高いよい牛蒡を使うことが条件です。

ほうれん草と玉子のバター炒め
お菜はこれも奈良の下下味亭さんの一品でした。ほうれん草の美味しい季節です。ゆでたほうれん草を5.5cm位の長さに切ってほぐしておきます(茎と葉をよく混ぜた方が美味しいです)。荒い大粒の炒り玉子(塩少々のみ)を良質のごま油で炒って下さい。これを作っておきます。
フライパンにバターを溶かし、焦げない様に注意しながらほうれん草を先にさっと炒め、そこに作っておいた炒り玉子をまぜます。薄口しょうゆだけで味をつけます。バターとしょうゆの味で単純に召し上がって下さい。

かぶら糠漬け
関西ではかぶらは十二月十日から一月十日くらいが一番美味しいと言われています。何ともいえない甘味があり、葉もやわらかく糠漬に最適です。

   
   

工芸店ようび 店主 真木

□飯 ご飯 飯碗・内外網文・藤塚光男
□味噌汁 鰯のつみれ、葱 サハリ椀・奥田志郎
□一菜 ほうれん草と玉子のバター炒め 雪輪小鉢(広)・古川章蔵
□漬物 灰釉鉄絵鉢・吉住章
価格に消費税は含まれていません。(外税)

漆器・まり椀
漆器・まり椀 丸いから「まり椀」。優しく手のひらへおさまります。 「初めての漆器」として人気の定番です。
奥田志郎
18,000円
  漆器・まり椀

雪輪小鉢(広)
雪輪小鉢(広)・古川章蔵 冬の風物詩の雪をモチーフにした鉢は、夏も涼しくお使いいただけます。
古川章蔵
7,200円
  雪輪小鉢(広)・古川章蔵

古志野手麦わら注器
小物 うずらのようなかわいい醤油入れです。小さいですが100ml入ります。
長森慶
12,000円
  醤油入れ

黒角箸
角箸 時間を掛けて丁寧に作られた塗り箸です。
奥田志郎
5,000円
  角箸
 
漆器・サハリ椀
漆器・お椀・サハリ椀 「まり椀」とともに創業時からの定番。朝鮮新羅に原点があります。
奥田志郎
20,000円
  漆器・お椀・サハリ椀

灰釉鉄絵鉢
灰釉鉄絵鉢・吉住章 淡いブルーがきれいな中鉢です。買い上げありがとうございました。
吉住章
3,600円
  灰釉鉄絵鉢・吉住章

吉田屋手山水3.5寸皿
吉田屋手山水3.5寸皿 吉田屋風の小皿です。少し深さもあります。
九谷美陶園
4,200円
  吉田屋手山水3.5寸皿

唐辛子箸置
唐辛子箸置 愛らしい赤唐辛子の箸置きです。買い上げありがとうございました。
吉住章
600円
  唐辛子箸置

松材尺3寸丸盆
松材尺3寸丸盆 松の木の目の美しさを最大限にひきだした大きなお盆です。通盆、お膳などいろいろにお使いください。
滝村弘美
50,000円
  お松材尺3寸丸盆