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財布縁起小話
― COLUMN 2 ―
昔から伝わる、財布にまつわる縁起担ぎ。
誰かに「ちょっと教えたくなる」財布の小話を3回に分けてご紹介します。
第2回は、財布に入れたくなる?「縁起物」の話。
アジアで親しまれている、おめでたいカエル
「幸運が還る」「お金が還る」「無事帰る」と語呂合わせの良さから、お財布に入れる縁起物として、日本人に馴染み深いカエル。語呂合わせだけではなく、害虫を食べて雨を呼ぶと言われ、稲作の日本では豊穣の象徴として縁起の良い生き物とされました。
中国では硬貨を咥えた、3本脚のカエルの置物が縁起物としてあります。自分の前と左右にある財を全てかき集めるため、脚が3本になってしまったんだとか。玄関に向けて置くと「幸運を口で受け入れ」、帰宅後に玄関と反対側に向き変えると「入ってきた幸運が逃げない」とされているそうです。同じカエルでも、形を変えて親しまれているのは興味深いですね。
鈴は鳴らせてこそ意味あり
なぜ神社には必ず鈴があるのか、ご存知ですか? 古代より祭祀に用いられてきた鈴の澄んだ音には聖なる力があり、大きな鈴には「お祓い」の、小さな鈴には「神霊を呼ぶ」力があると言われています。財布に鈴をつける習慣も、そうした信仰がもとになっているのでしょう。
気を付けたいのは、力があるのは「鈴」自体ではなく、「鈴の音」だということ。鳴らせてこそ力を発揮する鈴は、小銭入れの中などに入れずに、外側にチリンと鳴る状態で付けてみてください。選ぶ際も、鈴の音を意識して選んでみてはいかがでしょうか。
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お金は寂しがり屋
お金は仲間の所に集まるとして、「呼び銭」「種銭」という縁起担ぎがあります。例えば中国では有名王朝の古銭を「繁栄を知るお金」として珍重。欧米では、生まれ年のコインが人気です。日本でも使い始めに1万円札を入れて、財布にお札を覚えさせる、という縁起担ぎがあります。
また鎌倉の「銭洗弁財天宇賀福神社」でお金を洗うとご利益がある、というのはご存じだと思いますが、こちらは、清められたお金を使う事でご利益が帰ってくる、と言われています。使わずに財布に保管するか、使うことで呼んでみるか、ご利益の考え方もそれぞれで面白いですね。
財布縁起小話、いかがでしたか?
自分なりの縁起担ぎを見つけて、財布を新調するときのヒントにしてみても良いかもしれませんね。
次回お届けするのは、財布の毎日のちょっとした「心がけ」の話。次の小話もお楽しみに。