今日は阪神淡路大震災から22年経ちましたね。



当時のお話でもしようかと思います。



兵庫県明石市


中学3年生のタラは受験生。

内申点を稼ぐべく皆勤賞を目指しておりました。


地震前日夕方部屋でお勉強（かどうか？）中に震度３程の地震を感じました。

『お父さん地震!!』と部屋を飛び出したのを覚えています。

その3年前まで三重に住んでいたので「そういえば関西って地震少ないよね？」「珍しいよね」などと

家族で夕ご飯の時に話しておりました。



母はパンやさんで働いておりましたので夜勤で夜9時に出ていき

お弁当の用意でタラは間違えてお米をいつも5時半にセットしていたのですが

その日は1時間間違えて早くセットしていました。

母が朝4時半頃に帰ってくる。

父が迎えに行くのですが一方方向に大量に鳥が飛んでおり

通常より空が明るくて気持ち悪い朝だと

会話していたそうです。






地震発生



もちろん目が覚めました。

部屋にはなにもなかった為大人しく布団の中にいましたが

止まらない地震に父の『逃げるよー』の声で車に避難しました。

朝になり、自宅へ戻りましたが水、電気がストップ　

ガスはプロパンでしたが許可がおりるまで使用禁止。



自宅へ帰り灯油ストーブがあったため暖をとることができ

時間を間違えて炊けているご飯がありましたので助かりました。


焼き海苔にご飯を敷いて醤油をかけて巻いただけの海苔巻きはすごくおいしくて

今でも覚えております。


混乱状態がわからないので徒歩5分の中学校へ登校しました

がもちろん門前払い。


妹が小さいので母はお留守番でトイレ用の水をもらいに

母の自転車に乗って前かごと子供用補助座席にバケツを置き

破裂した地面の水道管からあふれる大量の水を汲みにいきました。


お風呂がいっぱいになるまで何往復したかな？？

何日ライフラインが停まっていただろう

ラジオはひたすら安否情報しか流れない

学校はいつから？

テレビがついた時に神戸が焼け野原になっていて自分の動きが止まったのを覚えています。


学校が始まっても多くの私立高校校舎がペシャンコになって受験できるのか？など

試験範囲は終わるのか？だの年齢的な不安を覚えています。




自分の心配をしていたあの頃。

今は自分が子供たちを守る立場になって

どう準備しておいたほうが良いのか。

どう行動するべきか



毎年この日になると家族と避難リュックの賞味期限の近いお菓子を

わいわい食べながら

被災時の約束事を子供たちと再確認します。



震災を重ねるごとに避難所や救助の動きがよくなっていっているなと実感しますが

まだまだ想定できない災害がやってくると思います。

もう起こらないで欲しいと願いますが

やはり自分の命、家族の命を一番に守れるのは自分。

防災の心構えは大切ですね。