日頃から「見える化」作戦!

【細川】食品や日用品を保管するときに工夫されていることはありますか?

【今泉】「見える化」をおすすめします。食品は黒マジックや付箋などを使って賞味期限を書くと、一目見て賞味期限が分かり、書くことで意識付けもされるのでおススメです。日用品は使い始めた日を記入しておきます。そうすると「1本で2ヶ月」など、自分のサイクルが明確になります。

【澤】ある専門家の先生が「災害とは旅行、誰も行きたくない旅行です」とおっしゃっていました。旅行は、いつ出発して、どこでごはんを食べて、どこに泊まるかなどを事前に決めますよね。でも災害は突然押しつけられる旅行。だからこそ自分や家族の利用サイクルなどを事前に把握して、必要なものと量のイメージを膨らませておくことが大切と、先生はおっしゃっていました。今泉先生のように「見える化」しておけば負担感がグッと減りますね。

限定販売 「野菜の常備食セット」

【細川】ここで、9月から数量限定で販売する「野菜の常備食セット」をご紹介させていただきます。2種類の「野菜と豆の具だくさんポタージュ」が3袋ずつ、そして「つぶより野菜」が6本入っています。

【澤】あ、かぼちゃのポタージュ。私、かぼちゃが好きです。こちらの飲料はパッケージが紙なんですね。すごく新しいなと思いました。

【今泉】この紙は燃やしていいのですか? そうするといざという時に熱源になりますよね。

【細川】なるほど、そういう発想は新鮮です。

【今泉】贈り物にもいいですね。いま両親に贈りたいなと思いました。人にあげたくなるものは、私もいただいたらうれしいです。

また、ポタージュの具材のゴロゴロ感が苦手だったら、パウチの上から潰せばいいですね。そうすればより食べやすくなります。

【澤】なるほど。そうか、袋から出して、あれこれ苦労する必要がないわけですね。

我が家には、我が家の備えを

【澤】災害は「日常を分断する」ものなのです。その瞬間から、非日常に切り替わります。そして「非日常」から「次の新しい日常」へ。いかにストレスを減らしながらうまくつなぐかが必要です。「いつものあの味」「あの香り」「あの時の雰囲気」を繋ぐことが、災害時の、安心になると思います。

【今泉】「家族で」というのも大事ですね。家族を巻き込んで、見える化などをしながら「家族皆が知っている」という状態をつくるのが大事だと思います。

【細川】自分や自分の周りの人を知り、我が家には何が正解なのかを考える機会、話し合う機会を持ってみることも必要だと思いました。今日は大変勉強になりました。本当にありがとうございました。

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