エレベーターの中で地震発生!

中に入るとひとりひとりにタブレットが渡されます。ツアーは外出先か自分の住むまちの2つからコースを選びます。映し出されるクイズに答えたり、カメラ機能を使ったりしながら進んでいきます。

さっそくエレベーターに乗り込み目的の階へ。と、突然、不自然な揺れが起こり、照明がダウン。「ただいま大きな地震がありました。注意して行動してください」と緊迫したアナウンスに心拍数が高まっていくのが分かりました。

街は壊滅!

しばらくするとドアが開き、通路を抜けると外に出られることに。ところが、目の前に広がったのは被災した街でした。

傾いた建物、押しつぶされた車、火が立ち上がっている店、助けを求める声…。慌ただしく緊急事態を告げるニュース映像もかなりリアルです。

巨大地震で建物がどうなるのか、何に気をつけなければいけないか、澤さんが崩壊した建物を指しながら詳しく説明をしてくれました。

タブレットに表示されたクイズにも答えながら、目の前の状況下で、自分はどうしたらよいのか、あらためて考えさせられました。

家具転倒防止対策を
していないとどうなる?

次の一角には、家具転倒防止策を施した居室と、していない居室の比較が。みなさんは転倒防止対策は、十分できていますか?対策を施していない居室は、倒れた家具が通り道を塞ぎ、避難も救助もできなくなってしまうことが一目瞭然です。この状況を見て、私は不足していた転倒防止グッズを買い足しました。

避難所の様子も再現

次のエリアでは、「首都直下地震のイメージ映像と、さまざまな地震を想定して行われた実験の映像」や実際の避難所の様子が紹介されていました。漠然としていた「被災」が、よりリアルに浮かび上がってきました。