COLUMN 続・スーツはどうやって買いますか?
「無難さ」で選んでいる方にお伝えしたいこと。 スーツが男性の正装の主流になった20世紀はじめ以来、 トレンドの変化はあってもスーツはまだ一応、 男性のクローゼットの主役の地位を保っています。 スーツが主役を保てたのは「色・柄・生地」が同一な上下を身につけることが、 いろいろとコーディネートを考えるより楽で、合理的だったから ということだと思います。 しかし「合理的」を求めるあまり無味乾燥に選んだスーツを毎日着ることが、 男性のおしゃれから「楽しさ」を奪っていっていった気がします。 あなたがスーツを買いたくなるときはどんなときですか? そしてどこでどうやってスーツを選びますか? 仕事でスーツを着る必要のある人なら、 すでに何着かのスーツが家のクローゼットにあるでしょう。 その中の一着がくたびれてきたら買い替えようかな...と思うのではないでしょうか。 アラフォーのおしゃれに興味のある男性なら、なんとなく中間の価格帯5万円~7万の、 新社会人とは区別できそうなスーツを選んで、、ってなりそうですよね。 多くの人にとってのスーツ選びの基準は「無難さ」の一言です。 毎日着る、その人を印象を作るスーツの選び方、 それでいいんでしょうか。 無難がイマイチと言っても、なにも「激しいストライプ柄のスーツを買え」とか 「紺やグレー以外のスーツを買え」って言ってるわけではないですよ! でも、もうちょっとこだわりを持ってスーツを選べたら、 毎日の仕事が楽しくなると思いませんか。 スーツの良し悪しというのは、簡単に言うと 「生地のクオリティと手作業の工程がどれだけ多いか」だと思います。 そんな高級なスーツたちは通常15万以上します。 何より値段の高いスーツというのは、それなりの理由があるんです。 そのブランドが長きに渡り歴史と伝統の中で培ってきた 職人たちの独自のテーラリング技術がその1点に集約されています。 そうやって仕立て上げられたスーツが放つ存在感や高い品質の生地の光沢感は別格です。 そして、いいスーツというのはヘタリ方さえ美しいんです。 良い生地、良い縫製といっても、そこは生地ですので 着用するうちに耐用年数を超えていつかは終焉の時が来ます。 でもいいスーツは威厳を持ってへたっていくんです(大げさですが) もし15万円のスーツが同じ予算内で買うことができるなら試してみたい と思ってる方も多いのではないでしょうか。 良い服というのは着ている人の気持を高揚させ、元気にします。 まさに働く男性にとって親友のような存在のスーツ、 どう買うか、一度立ち止まって考えてみるのもいいかもしれません。 |
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