空調服®︎について ~空調服®︎とその効果~

「空調服®︎」とは服に付いた小型ファンで、服の中に外気を取り入れ、体の表面に大量の風を流すことにより、汗を気化させて、涼しく快適にすごしていただくための製品です。 使用するエネルギーもエアコンなどに比べて格段に少なく、環境にも配慮した製品です。 工場や屋外作業などエアコンの使用できないような環境でも、快適にすごしていただけるようになります。

・ファンから服の中に毎秒約30リットルの外気が取り込まれます。

・取り込まれた空気は、服と体の間を平行に流れ、その過程でかいた汗を気化させます。

・体は気化により、服の中を通った暖かく湿った空気は、襟元と袖口から排出されます。

空調服®︎の特許・技術

冷却衣服

空調服®︎の大きな特徴の1つは、「生理クーラー®理論」に基づく体温調節機能にあります。「冷却衣服」はこの生理クーラー理論を実現するために開発されたファン付きのウェアです。

このウェアは、身体と洋服の間に並行風が流れるよう、かつ風量(流量)によって体温・体感温度が調整されるように設計されています。また、服に取り付けられたファンが安定的に稼働できる状況を作り出す特殊な縫製製造技術が用いられ、このファン取付部の作製は特許技術としても認められました。

外気温の高い場所、季節にあっても、この冷却衣服を用いた「空調服®︎」を着用することによる感じる爽快感は、まさに全く新しい”新感覚”といえます。

空調服®︎の技術

ファン

ファンに関する様々な課題~形状と重さ、洋服への着脱のし易さ、洋服としての着やすさ、安全性(ファンの回転で事故につながる)~を解決するため、空調服®︎のファンには、並行風を起こす流量、着脱性能、事故防止機能としての安全性に関して、様々な工夫が施されています。

空調服®︎における「性能」と「安全」の同時確保のために、空調服®︎のファンに施された様々な技術的工夫は、全てオリジナルかつ独創的なものであるといえます。

空調服®︎の技術

電源供給システム

空調服®︎に取り付けたファンを動かすには、動力として屋内外で使用可能な電源が必要です。
一方で、空調服®︎はあくまでも衣服としての機能が大前提であるため、様々な作業現場における作業着としての可動性・機能性が損なわれては元も子もありません。
また、電子部品バッテリーを身体に近いところに装備することから、細心かつ多重の安全対策を行っています。

空調服®︎のバッテリーは、下記のような機能を実装しています。

(1)バッテリーへの雨水の侵入防止

JIS IPX5(完全防水)規格適合 ※LI ULTRA

(2)レアショート防止回路

電源ケーブルやファンの中で、万が一ショートした場合の保護 回路は勿論のこと、中途半端にショート(レアショート)した場合の対策が施されている。

(3)8.4Vの充電器を使用

万が一、すべての過充電防止回路が壊れた場合でも、過充電しないようにセルの最大電圧と同じ8.4Vの出力で設計している。

(4)落下防止ひも付

バッテリー本体に落下防止ひもが取り付けられる。
(LIPRO1はケースにのみつけられる)

空調服®︎の有効範囲

「空調服®︎」の有効範囲

空調服®︎は、服に取り付けられた小型ファンの送風能力によって得られる、1時間あたりの最大空調能力をキロカロリー単位で表示しています。外気を服の中に取り入れて、空調効果を得る仕組みのため、着用現場の温・湿度によって、最大空調能力は変化します。弊社で表示している最大空調能力(500kcal/時)は、温度33℃・湿度50%を基準にして算定しています。
下記のグラフは、各温・湿度条件において、空調服®︎がどの程度有効に能力を発揮できるかを示したものです。

空調服®︎の効果

「空調服®︎」の着用効果

1.身体に対する効果

生理クーラー®を補助し、最適な状態に体表を冷やすことで、常に快適な状態を保ちます。無駄な汗をかかなくなり、体力の消耗を抑えます。汗がすぐに蒸発するので、汗臭が減り、あせもなど、汗による皮膚病になりにくくなります。
※効果には個人差があります。

2.エネルギー・コストに対する効果

空調服®︎を毎日着用しても、1ヶ月の電気代は約48円と非常に安価です。
(大容量バッテリーを1日1回8時間充電した場合)

3.作業効率アップによるコストダウン効果

空調服®︎を使用することで、作業効率が上がった場合、大きな利益改善が期待できます。
作業効率が10%アップすれば、11人分の仕事を10人で行えます。