空調服®︎について ~生理クーラー®理論~

激しい運動をすれば、1時間に1000cc以上の汗をかくこともありますが、1000ccの汗が全て蒸発した場合、気化熱によって580kcalもの熱を体から奪います。これは、重労働である木びきを1時間行い続けた場合の産熱量(480kcal)を充分にカバーします。発汗量は脳でコントロールされ、必要なときに必要な量を発汗する様になっています。この生理的な冷却システム(以下「生理クーラー®」)は、「汗を蒸発させるための仕組み」が備わることで、十分な効果を発揮します。

この生理クーラー®の原理を利用したのが空調服®︎です。2個のファンにより取り込まれた空気は、服と体の間を平行に流れ、その過程でかいた汗を瞬時に蒸発させます。生理クーラー®が正しく動作している状態(かいた汗が瞬時に蒸発され続けている状態)をつくることで発汗量は体が必要としている量となり、着用時の状態に応じた適切な冷却を行うことが可能となります。

生理クーラー®の原理を利用した空調服®︎

人間に備わる生理クーラー®

人間には暑さを検知するセンサーの情報を脳で処理し、その人の体がそのときに求めている冷却量に応じた汗を出す、「生理的なクーラー機能」が備わっています。

汗の蒸発で適切な冷却が可能

汗(水)100ccが蒸発すると、氷800gが解けるときと同じ熱量を体から奪います。

汗と空気の流れの関係

体に対して平行に新鮮な空気が十分に流れていれば汗を完全蒸発させることができます。空気の流れがなければいくら水を飲んでも無駄な汗として流れ、体を冷やすことはできません。

「空調服®︎」で最適な冷却を

体と平行に新鮮で大量の空気の流れをつくるのが空調服®︎です。空調服®︎によって汗を完全に蒸発させ、着用時の状態に応じた最適な冷却を行うことが可能です。