基本の靴のお手入れ 起毛革編
スエードの靴を履く場合、おろす前に必ず防水します。また日常的に防水をした状態で履くことを習慣にしてください。
履いた後は、ブラッシングをします。
ブラシをかけないままスエード靴を履き続けると次第に毛が寝て、まるで禿げてしまったようになります。また、ホコリが浸み込まないうちに落とすことも大事です。
①消しゴムタイプのクリーナーでやさしくこすります。
(起毛の風合いを傷めにくいです)
②消しカスをブラシで落とします。
①溶剤系のクリーナーをお試しください
(起毛の風合いがやや固くなる場合があります)
②専用ブラシで毛並みを整えます
起毛革は乾燥すると色が薄くなりますが、栄養を入れれば、ある程度色は戻ります。栄養を入れても色が戻らない場合は、補色をする必要があります。パーツが細かい場合はペンタイプを、それ以外はスプレータイプが使いやすいです。
ムートンはデリケートな素材のため、専用のお手入れ商品がおすすめです。
起毛革に使用できるカビ取り用クリーナーをお使いください。いらない布に取って拭うようにカビを取り、使用後の布は捨ててください。
カビが根付いてしまった場合は、跡が残ってしまいます。跡が残るか残らないかは落としてみないとわからない点になります。
オイルスエードやオイルヌバックに溶剤タイプのクリーナーを使うと、油分が取れて風合いが変わってしまいます。
なるべく軽い汚れのうちにブラッシングや消しゴムタイプのクリーナーで落としてください。
新品時や乾いた雰囲気がない場合は、栄養が入っていない防水スプレーの方がコスパが良くおすすめです。
乾いた雰囲気になってきたり、乾燥して色が薄くなってきた時は栄養入りの防水スプレーをお使いください。