オイルレザーと、オイルスエードやオイルヌバックといった起毛のオイルレザーの2種類に分けて、それぞれの基本的なお手入れの流れをご紹介していきます。※このページは起毛の方になります。使用するお手入れ用品が異なりますので、ご注意下さい。

・一般的なオイルドレザー

・起毛タイプのオイルドレザー



オイルレザーとは?

起毛のオイルドレザーってどんな革?

オイルスエード(スウェード)、オイルヌバックなどと呼ばれています。含むオイルの量や見かけは様々です。

通常の一般的なオイルドレザーについて

起毛ではない、通常の一般的なオイルレザーの場合、お手入れ用品が異なります。下記から該当のページでご確認下さい。
一般的なオイルドレザーの場合

01.ホコリ落とし

02.汚れ落とし

クリーナーで汚れを落とす

起毛用の泡や液体のクリーナーを使うと、油分が減り、風合いが変わってしまう場合があります。 なるべく下記のような消しゴム型クリーナーをお使い下さい。汚れの箇所だけこすると周りの箇所と差が出てしまいますので、汚れを中心にやや広めに馴染ませるように消しゴムを使うのがおすすめです。

毛を寝かしつけている起毛の場合は、毛を起こさないようにそっと作業をして下さい。

消しカスが出るので、ブラシで落として下さい。

また、弱い革の場合は毛羽たってしまうので、様子を見ながらそっとお使い下さい。

03.保革(油分補給)

よくある質問

新品時から保革は必要ですか?

通常は必要ございませんが、輸入品等で、製造後ご購入時までに少し時間が経過し、油分が抜けて乾いているように感じる場合には、履きおろす前に保革して下さい。

オイルスエードに使える液体系のクリーナーはありますか?

通常起毛レザーにお使い頂ける溶剤系のクリーナーを使用しますと、オイルスエードならではのオイル感がなくなってフワフワした起毛になる可能性がございますので、おすすめいたしません。

オイルレザーの靴の防水・防汚用として、一般的な皮革用防水スプレーは使えますか?

オイルレザーには、ヴィオラ防水スプレーのような一般的な皮革用防水スプレーはお勧めいたしません。

理由は、オイルレザー表面の油分を分解する脱脂作用が働いてしまい、表面の風合いが変わってしまうことがあるためです。

ですので、防水スプレーを使用される場合は、コロニルのオイルレザー&オイルヌバック用栄養 防水スプレーの「コロニル ラスティカル」のご使用をお勧めいたします。

ラスティカルは保革もできますので、日常のケアはこれ1本でも大丈夫です。革の状態を見て、もう少し油分が必要な場合はオイルなどをラスティカルの前にお使い下さい。