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羽毛布団はどう選ぶ? 羽毛布団の選び方
羽毛布団を買いたいけど、どう選べばいいのかわからない。何がどういいのかわからない。
そんな風にお思いのお客様はたくさんいらっしゃるようで、本当によくご質問をいただきます。

そこで、羽毛に悩める方のお力になりたいと思い、このページを作ろうと思い立ちました。
そうだ!羽毛布団を買おう!となった時に、ご活用いただければ幸いでございます。
POINT1.羽毛布団を選ぶ時の基準とは?
羽毛布団は大きく分けて「ダウン(羽毛)」、「キルト(縫製)」、「側生地」の3つの要素からできています。羽毛布団はこの3つの要素のバランスが高水準でまとまっているものほど、良い羽毛布団であると言えます。
ダウン、キルト、側生地のバランスこそが大事!
羽毛布団は車に例えるとその性能をよりわかりやすく説明することができます。羽毛はエンジン、側生地は車体、キルトはタイヤのように考えることができます。

よいエンジンを積んだ車でも車体やタイヤが悪ければ曲がれなかったり、エンジンの性能がいかせず、十分なパワーが発揮できないということが起こりえます。羽毛布団もこれと同じことが言え、羽毛だけが良くても羽毛布団の暖かさが100%発揮されるとは言えないのです。

例えばプレミアムランクの羽毛93%、1.2kgを使った羽毛布団でも、側生地が合繊を使っているもの、キルトが4×5マスの立体キルトであれば、体にフィットしにくかったり、暖かい空気が十分に含めないなどの理由から、本来の羽毛の持つ力を100%引き出せないということが起こってしまいます。

つまり、よい羽毛にこそ、よい側生地、よいキルトを使うことが必要不可欠であると言えます。
POINT2.羽毛(ダウン)
よく、グースはダックよりも羽毛が大きいからグースダウンの方が暖かいと言われます。一般的に見れば確かにアヒル(ダック)よりもガチョウ(グース)の方が大きく、あながち間違いとは言えません。

ですが、最も高級であるアイダーと呼ばれる羽毛は、なんとアヒル、つまりダックの羽毛なのです。これではダックがグースよりも優れているとは、一概には言えないですよね?ではなぜ多くのふとん屋さんや寝具専門店でグースが優れていると言われているのでしょうか。
Check.グースが優れている、ホントの理由。
多くのふとん屋さんや、寝具専門店がグースを薦めるホントの理由、それには暖かさ以外の2つの理由が存在します。

まず一つ目はニオイ。ダックは雑食性で、何でも食べるのに対し、グースは草食性の傾向が強い水鳥です。植物類を主とした食料で育ったグースは、ダックに比べて羽毛特有の獣毛臭が薄くなります。もちろん完全になくなるわけではないのですが、あの独特のニオイが苦手と言う方には是非お試しいただきたいぐらいの差がございます。
ダックとグースニオイのイメージ
二つ目の理由として、良い状態が長続きしやすいという点です。羽毛を拡大していくと小羽枝と呼ばれるフシがあります。グースはこの小羽枝が細く密生していて均等に配置されているのに対し、ダックは繊維が太く、先端に偏っています。そのため、子羽枝の自重でどんどん丸まってしまい、玉ダウン(劣化した羽毛)になりやすい構造です。玉ダウンになってしまうと、クリーニングなどをしても元のふっくらとした状態には戻りにくくなってしまい、良い状態とは言えなくなります。
子羽枝の画像比較
ダックの羽毛布団はこちら
グースの羽毛布団はこちら
マザーグースの羽毛布団はこちら
Check.ゴールドラベル
ゴールドラベルは日本羽毛製品協同組合(以下、日羽協)が発行するもので、組成混合率(ダウン・フェザー)、かさ高、羽毛の洗浄度合いなど日羽協が定める品質基準を満たした羽毛原料と優良な側生地が使われ、適正な縫製が行われている羽毛布団にのみ付けられます。

お客様に直接お見せすることができないからこそ、第三者の厳正な審査によって安心で、安全な証であるゴールドラベルをつけるようになったのです。

※西川産業やロマンス小杉といった、大手寝具メーカーは独自の日羽協より更に厳しい基準で品質を管理しています。西川産業やロマンス小杉の羽毛布団にゴールラベルがついていなくとも、更に高水準の品質で保たれておりますので、安心してお買い求めくださいませ。
ゴールドラベルの種類
ゴールドラベルはその羽毛の持つダウンパワーに応じてランクが決まり、ニューゴールドラベル、エクセルゴールドラベル、ロイヤルゴールドラベル、プレミアムゴールドラベルの順に品質が高くなります。
1.ニューゴールドラベル
ニューゴールドラベル
ニューゴールドラベルは、ゴールドラベルの中でも一番下のランクです。品質としては高いというより、お手頃でお求めやすい、商品が多く見られます。ダウンパワーは300cm3/gとなり、必要最低限といった感じです。長く使う予定がないのなら、この品質でも十分な羽毛と言えます。
2.エクセルゴールドラベル
エクセルゴールドラベル
上から見て、3番目のランクのエクセルゴールドラベル。品質も値段もそれなり。ダウンパワーは350cm3/gで、まあまあなボリューム。普段使いには差し支えなく、使う地域によっては良好なレベルと言えます。
3.ロイヤルゴールドラベル
ロイヤルゴールドラベル
上から数えて2番目のロイヤルゴールドラベル。品質も申し分ないものが多く、誰に出しても恥ずかしくないといったレベルの羽毛です。ダウンパワーは400cm3/gを記録し、ボリューム感も抜群。これなら寒い地域でもその実力を十分に発揮してくれるといえます。
4.プレミアムゴールドラベル
プレミアムゴールドラベル
ゴールドラベルの中で、堂々の最高ランク。プレミアムゴールドラベルは440cm3/g以上のダウンパワーを誇り、圧倒的な暖かさがあります。商品も最高品質クラスのものが多く、これ以上の羽毛は中々見つからないほど。お値段以上の商品であることはほぼ間違いありませんが、価格が高めの商品が多くなってしまうのが玉に瑕といったところでしょうか。
Check.羽毛の産地
羽毛の産地は良し悪しに関係すると言われますが、それは100%正解とは言えません。もちろん、高品質の原料が取れやすいという意味では間違いなく、産地は重要です。しかし、原毛の品質はそれだけでは決まりません。

羽毛は本来食肉用に育成した水鳥たちを、食肉として加工するときに出来る副産物です。副産物だからと、雑な扱いをされたり、選別も適当にされた原毛は固い羽根や、ゴミなどの不純物が混ざるので、決していい状態とは言えません。

つまり、産地よりも羽毛布団に関わる人達の全てが使っていただく方のことを思い、商品を取り扱うことで、羽毛布団の品質を高めているのです。

長年に渡り、信頼の置けるメーカーと協力して羽毛布団を提供してきた当社だからこそ、自身を持って提供出来る高品質の羽毛布団を取り揃えております。安心してお買い求めくださいませ。
POINT3.キルトの性能について
キルトは寝た時にどの程度フィットするか、また暖かい空気をどれ位含むことが出来るかに繋がる要素です。羽毛のよさを生かすのも殺すのも、キルトがなければ成り立ちません。特にキルトによる暖かさは目に見張るほどの違いがあるといえます。
1.平キルト(ヨーロッパキルト/叩きキルト)
平キルトイメージ(ヨーロッパキルト)
肌掛け布団などの夏物によく見られるキルティング。側生地の表と裏を直接縫い合わせることで、意図的に熱を逃がし、寝具内環境を調節する機能を持たせられます。逆に冬物に使われている場合は暖かい空気がどんどん逃げていくので、とても暖かいとは言いがたいものになってしまいます。
ダウンケットはこちら
 
 
2.立体キルト
立体キルトイメージ
現在最も多く流通している立体キルト。羽毛布団の生地の中にマチを設けており、縫い合わせた箇所から熱が逃げてしまうということが少ないので、冬用の羽毛布団に使われています。一方で、羽毛を充填する際にマチ部分に穴を空けるので羽毛が移動しやすいため、長年ご使用いただくと羽毛が偏ってしまう欠点も・・・。あまりマチを高くすることはできない構造になっているので、寒い地方でのご使用はちょっと不安。ツインキルトや完全立体キルトなどに比べると安価であることが多いキルトで、暖かい地方でのご使用ならこちらでも十分と言えます。
3.ツインキルト(二重キルト)
ツインキルトイメージ(二重キルト)
立体キルトの問題点を改善するべく作られたキルティング。中の羽毛を上下に分けるように仕切り布を入れて、上側と下側でキルトの数を変えたもの。結果として、立体キルトの弱点は克服したものの、仕切り布を入れたが為の重量増と、ドレープ性(肌の添いやすさ)が悪くなってしまう欠点が問題になることも。(※ドレープ性は改善された商品もございます。)東北や、北海道など、寒い地方にお住まいの方や、寒がりの方はこちらをお使いいただくことをおすすめします。
ツインキルトの羽毛布団はこちら
4.デュエット(二枚合せ)
デュエットイメージ(二枚合せ)
羽毛布団を夏用と春・秋用に分割し、冬には両方を合わせて使うことで暖かさを維持できるアイデアが産んだキルトタイプ。オールシーズン使えてとっても便利ではあるが、単純に生地を二倍使うため、コストが高くなりやすいのが欠点。また、重量もそれなりになってしまうので、かさが低くなってしまうデメリットもあります。二枚同時に使う場合は布団同士の間に暖かい空気を含むので、十分に暖かいという意見もあるようです。春も夏も秋も冬も、1年中羽毛布団を使いたい方にはおすすめです。
2枚合わせの羽毛布団はこちら
5.完全立体キルト
完全立体キルト
キルトのマスを完全に独立させることで、羽毛の偏りを完全に防ぐことが可能なキルト。立体キルトに比べて、マチを高くとることができ、保温性が高くなっている特長があります。また、羽毛の偏りも防止しているので、長期間のご使用が安定しやすいと言えます。メーカーにより構造が異なるので、様々なタイプがありますが、一般的に縫製には手間と時間が掛かり、必然的にコストは高くなります。ただ、コスト以上の品質であるのは間違いありませんので、長年のご使用をお考えの方にはおすすめです。
完全立体の羽毛布団はこちら
POINT4.側生地の役割
羽毛布団の側生地は羽毛自体の柔らかさ、かさ高を生かすために、薄手でソフトな生地が望ましいとされています。ただ、用途や機能性によっても使い分けられることもありますので、一概には言えないことも・・・。
1.ポリエステル
ポリエステル
合成繊維。丈夫なため細くしやすく、軽量で安価。吸湿性が低いためムレやすく、生地にするとカサカサとした音がしてしまう欠点がある。洗濯できる羽毛布団に使われることもあるぐらい丈夫です。
2.綿
綿
天然繊維。吸湿性、放湿性、透湿性があり、さらっとしていて年中快適に使える利点があります。近年ではやや高価になってきており、原料の産地や品種、番手によって品質には差があります。
3.シルク
シルク
天然繊維。動物性タンパク質を主原料とする素材のため、肌に優しいのが特長。また、独特の光沢となめらかな肌触りがあります。
Check.側地素材の混成比率
ポリエステル・綿素材は混成され、それぞれの特長を発揮する生地として扱われることがあります。その混成される比率によって、特性や目的、また価格などが異なる商品として出来上がります。
1.T/TC (テトロン/テトロンコットン)
ポリエステル85%、綿15%のようなポリエステルの比重がかなり大きな混成比率の側地。軽さに特化し、安価ではありますが、ポリエステル自体の特性が強く、蒸れやすくなっています。
2.T/C(テトロン/コットン)
ポリエステル65%、綿35%のようにT/TCよりも綿の比重を大きくした側地。生地の表側に綿が来るように織ってあったり、超長綿と組み合わせてドレープ性を良くするなど、いろいろな目的に特化されます。
3.綿100%
綿のみ。太さの単位である100単、140双などの「番手」と、織りの種類ツイル、サテンなどと組み合わせて表示されます。番手は数字が大きくなれば細くなりしなやかになりますが、その分コストも上がります。単とは単糸のことで、1本の糸で100番手の細さという意味。双は双糸と呼ばれ、2本の糸を撚(よ)って1本にまとめたもののこと。(※140双ならば、140番手の糸を2本撚って作ったもの。)単糸に比べて耐久性が高いことが特長です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?羽毛布団を選ぶにあたり、少しはお役立て出来ましたでしょうか。
内容を簡単にまとめさせていただきますと・・・・

・羽毛布団は、羽毛(ダウン)、縫製(キルト)、側地の三つのバランスが大事
・ダックはニオイが強く短期使用向き、グースはニオイも弱く長くお使いいただける
・ゴールドラベルは4種類。ニュー<エクセル<ロイヤル<プレミアム
・キルトは5種類で完全立体が長期使用向き、デュエットはオールシーズン使える
・生地は綿が優れているが、安価なのはポリエステル、シルクは肌に優しい

といった感じでしょうか。
いろいろな要素が合って、結局選び方がわかならない、という方はご自分の本当に希望するところから考えて選んでみると、選びやすいのではないでしょうか。

例えば、グース93%プレミアムゴールドラベル、完全立体キルト、綿100%の羽毛布団であれば、うまく使ってあげられれば5年、10年と使え10万円のものだとしても、年換算すると1万〜2万ぐらいの羽毛布団になります。

他にも、旦那様の短期の単身赴任のためというのであれば、10万円もする羽毛を買うのではなく、ダックの立体キルトでも2年程度は十分にお使いいただけますので、2万円台のものをお買い求めいただいても、十分に暖かさは確保出来るかと思います。

少しでも、羽毛布団選びの為になればと、書かせていただきましたが、最終的に使うのは私どもではなくお客様自身です。好みの問題もございます。お客様にとって100%のものをおすすめさせていただくことは難しいかもしれませんが、お悩みをお聞かせいただければ、当店といたしましても最大限お客様のご要望にあったご提案をさせて頂く所存でございます。こちらを見て、もっと疑問に思ったことなどございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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