【まとめ】部屋干しのニオイを予防する方法

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1人暮らしをしている方は、雨の日だけでなく一年を通して洗濯物を部屋干しをすることが多いのではないでしょうか。夜、仕事で疲れて家に帰ってきたときに部屋干しの嫌なニオイがするとがっかりしますよね。

今回のコラムでは、部屋干しの嫌なニオイを防ぐ方法を紹介していきます。

もくじ

  1. 部屋干しのニオイは改善できるのか?「消臭」と「防臭」の違いとは?
  2. 部屋干しのニオイの原因は菌だった
    1. 一人暮らしの味方、エアコンにもカビの危機が…
  3. 簡単!部屋干しのニオイを防ぐ方法
    1. その場でできる!簡単な方法
    2. 【根本改善】ニオイの発生源にアプローチする方法
      1. ①洗剤に酸素系漂白剤を利用する
      2. ②定期的に洗濯槽を掃除する
      3. ③洗濯物を干した直後に、安定型次亜塩酸ナトリウムの商品を噴霧する
  4. まとめ

部屋干しのニオイは改善できるのか?
「消臭」と「防臭」の違いとは?

ニオイを改善する絶対的な方法を紹介するのは難しいでしょう。それは、なぜニオイが発生しているのか、状況によって異なるからです。このコラムでニオイについて学び、ご紹介する方法をご自宅の状況に合わせて実践してみてください。

部屋干しのニオイを改善していくときに、「消臭」と「防臭」&「抗菌」の違いを知ることがポイントです。

「消臭」:ニオイ自体にアプローチする方法
「防臭」&「抗菌」:ニオイを発生させる原因にアプローチする方法


消臭の仕組み 防臭の仕組み

少し汚い例えですが、ご飯が腐ってしまっても部屋が臭くなります。そのときに、消臭スプレーをかけてもニオイは消えませんよね。まず、腐ったご飯(=ニオイの原因)を取り除くと思います。そもそも、ご飯が腐らないようにする(=ニオイの原因が発生することを防止する)と思います。

実は、部屋干しのニオイ対策も仕組みは似ています。
部屋干しのニオイも、ニオイが発生してから取り除くことは難しいはず。ニオイの原因が発生することを防ぐ対策が必要です。そこで、「防臭」&「抗菌」という効果が大切になります。

押入れ・クローゼットにカビが発生するとどうなる?

クローゼットや押し入れにカビが発生するとどのようなことが起きるのかご紹介します。

まず、最も分かりやすいのがニオイの発生です。独特の嫌なニオイがしたら、カビが生えている可能性が高いと考えてください。カビが生えてしまうと、以下のようなことも発生しやすくなります。

・クローゼットや押し入れの壁や扉などあちこちにカビが繁殖する
・クローゼットや押し入れにしまってある布団や衣類などの他のモノにもカビが繁殖する
・長期間、大量にカビの胞子を吸い込むことで、気管支炎などの健康被害につながる

カビは不快だったり、見た目に良くなかったりするだけでなく、健康被害につながることもあります。そのため、カビの生える原因を知って、しっかり対策をすることが大切です。

部屋干しのニオイの原因は菌だった

ポイント

この2つの要素が揃うと、雑菌やカビが活性化するために、部屋干ししたときに臭くなるのです。

一人暮らしの味方、エアコンにもカビの危機が…

余談になりますが、一人暮らしの方が部屋干しをする際に、早く乾かしたい一心でエアコンを利用することが多いのではないでしょうか。

しかし、実はニオイ問題が起きやすい梅雨・冬どちらもエアコンの内部にカビが発生しやすいのです。カビが繁殖したエアコンの風で洗濯物を乾かしていたかもしれない、と思うとゾッとします。エアコンもしっかり清掃をし、防臭しておくことが大切ですね。

簡単!部屋干しのニオイを防ぐ方法

その場でできる!簡単な方法

・多湿
・長時間経過

2つの要素が揃うと菌が活性化し、増殖する際にニオイをばら撒くと紹介しました。そこで、2つの要素が揃わないようにする方法が、下記にある一般的に紹介されている方法です。これで改善するのであれば、やらない理由はないですね。

①簡単すぐにできる方法
・一度に干す洗濯物の量をいつもより減らす
・洗濯物同士の間隔をいつもより空ける

②場合によっては難しい方法
・風通しがよい廊下などに干す
・分厚い洗濯物は布同士が重ならないようにピンチハンガーを使って干す
・乾燥機などの電化製品を利用する

【根本改善】ニオイの発生源にアプローチする方法

ここでは三つの方法を紹介します。それぞれアプローチする方法は異なりますが、ニオイを発生させる原因である雑菌・カビへ直接アプローチする方法です。

①(除菌)洗剤に酸素系漂白剤を利用する
②(抗菌)定期的に洗濯槽を掃除する
③(防臭&抗菌)洗濯物を干した直後に、安定型次亜塩酸ナトリウムの商品を噴射する

洗濯物の雑菌やカビが繁殖する前に行うことで、洗濯後の衣服の雑菌・カビを少なくする狙いがあります。
そのため、ニオイだけでなく、清潔に衣服を保つ効果も期待できます。
簡単すぐにできる方法と違い、化学物質を使用する方法ですので、それぞれの注意点をよく踏まえて行うようにしましょう。

①洗剤に酸素系漂白剤を利用する。

通常の洗剤よりも殺菌力が強力なため、雑菌の繁殖を防いでくれます。40℃程度のお湯とともに使用しましょう。
ただし、粉末タイプ、液体タイプがあり、服によっては傷めてしまうこともあります。必ず洗濯表記を確認し、注意して利用するようにしましょう。

②定期的に洗濯槽を掃除する

洗濯槽にカビが発生している場合も服にこびりついてしまうとニオイの元となります。洗濯槽の掃除として、塩素系洗濯槽クリーナーと酸素系洗濯槽クリーナーの二種類があります。それぞれの掃除方法は今回は省略します。ただし、注意として、塩素系と酸素系クリーナーを絶対に混ぜないようにしてください。
なお、掃除の頻度は、月1回がオススメです。

③洗濯物を干した直後に、安定型次亜塩酸ナトリウムの商品を噴霧する

安定型次亜塩酸ナトリウムは、防臭・抗菌作用がある物質です。
衣服にも使えるので、洗濯後、干した直後に安定型次亜塩酸ナトリウムの商品を洗濯物に噴霧しておくことで、雑菌・カビの増殖を防いでくれます。



ただし、すでに雑菌・カビが繁殖してからでは効果が期待できないため、干した直後の噴霧がオススメです。

また、毎回、干した直後に噴射するのがめんどくさいという方にオススメの方法があります。

安定型次亜塩素酸ナトリウムを気化式の加湿器やアロマディフューザーに入れて空間噴霧すると、余分な水分がない気体となった次亜塩素酸ナトリウム分子は、ミスト状態よりも軽くなり部屋中に広がりやすくなります。湿度を上げずにカビの胞子を抑制できるため、雨季でも部屋干しによるカビのニオイを抑止する効果が期待できます。
あまり聞きなれない物質のため、もっと理解を深めたい方とオススメの商品を知りたい方へ、こちらをチェックしてください。
→安定型次亜塩酸ナトリウムについてもっと知りたい方はこちらへ

まとめ

部屋干しのニオイ対策についてご紹介してきました。
大切なのは「防臭」「抗菌」です。ご自身の洗濯環境を振り返って、活用できそうな部分をぜひ実践してみてください。

明日以降の洗濯のストレスが少しでも減りますように!ぜひ快適な洗濯ライフを!


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