換気
換気とは、室内の空気と外の空気を取り替えることです。有害な物質を外に逃がし、新鮮な空気を取り入れることができます。
最も簡単で手軽にでき、なおかつ空気キレイにする効果も高い方法です。現代の住宅は気密性が高いことにより、換気の必要性が説かれています。
しかし、外出する時間が多い方、就寝時には換気ができません。また、花粉の飛散時期や夏・冬の外気と室温との気温差が激しときには換気をすることが難しい場合もあります。
換気について詳しく知りたい方は、別のコラムで紹介していますので以下のリンクからご覧ください。
→「寒い冬、効果的な換気方法は?適切な換気時間や回数はある?」
空間除菌製品を使用する
空間除菌製品とは、活性物質(二酸化塩素やオゾン、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水など)を空間に噴霧することで除菌する製品のことです。
空気清浄機を使用する
一般的な空気清浄機とは、室内に浮遊または床に落下している物質を空気清浄機本体内に吸引し、本体内部で活性物質を吸い込んだウイルス・菌に晒して対象物を除菌する製品のことです。
3つの方法をご紹介しましたが、基本的には換気を行いましょう。そのうえで、空間除菌製品や空気清浄機を併用することがオススメです。
では、空間除菌製品と空気清浄機は一体何が違うのでしょうか。それぞれのメリット・デメリット、オススメの使用シーンをご紹介します。
空間除菌製品と空気清浄機の違い
除菌のしくみ
先ほどの繰り返しになってしまいますが、以下になります。
・空間除菌製品:活性物質(活性物質(二酸化塩素やオゾン、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水など)を空間に噴霧することで除菌
・一般的な空気清浄機:室内に浮遊または床に落下している物質を空気清浄機本体内に吸引し、本体内部で活性物質を吸い込んだウイルス・菌に晒して対象物を除菌
メリット
〇空間除菌製品
・空間除菌・物体除菌のどちらも可能
・比較的安価なものが多いため、部屋ごとに設置がしやすい
・置き型・携帯型などタイプが多様にあるため、使用シーンを幅広く選べる
〇空気清浄機
・活性物質を生活空間に放出することがなく、WHOが懸念する安全性の問題がない
・湿度の管理ができたり、マイナスイオンを放出できたりと多機能化されている製品もあるため、幅広い選択が可能
・最大適応床面積(効果がある範囲の目安)が20畳以上でも対応できる製品もあるため、部屋の広さに合わせた幅広い選択が可能
デメリット
〇空間除菌製品
・換気時や空気の流れがある場所では除菌成分も一緒に排出され効果が期待できないため、使用シーンに制限がある
・安全性と効果について国際的な基準がない※詳しくは後述します
・使用期限があるため、期間が過ぎたら買い替えが必要
〇空気清浄機
・空間除菌には効果があるが、物体除菌には効果がない
・比較的高価なものが多いため、部屋数が多い場合には家全体の除菌にはつながらない
・定期的にフィルターの交換や掃除が必要のため、手間がかかる
・サイズが大きいことが多く、かさばりやすい
引用元:社団法人日本二酸化塩素工業会
光触媒工業会
特定非営利活動法人日本オゾン協会
オススメの使用シーン例
どのシーンでも、できるかぎり換気と併用して行ってください。
密閉空間に長時間外出するとき
・通勤や屋内施設など:携帯型の空間除菌製品
・オフィスなど:置き型の空間除菌製品、卓上の空気清浄機
自宅
・リビングなどの広く生活の中心となる部屋:空気清浄機
部屋が広いことが多いため、空気清浄機がオススメです。
・玄関:置き型の空間除菌製品
人が出入りすることで、玄関は外からの有害物質がたまりやすい場所のひとつです。また消臭効果がある製品が多いので、靴の消臭にもつながります。
・寝室:置き型の空間除菌製品
就寝中、換気ができない代わりとして使用できます。
・小さな子どもやペットがいる場合:平置き型の空間除菌製品
棚の上などの手が届かない高い場所に置くことで、誤使用や誤飲などの事故を防ぐ対策になります。
効果、使用シーンについてご紹介してきましたが、空間除菌製品の安全性についても気になるところではないでしょうか。実際の報道や厚生労働省の見解についてまとめましたのでご覧ください。