マスクは目的に合わせて素材を選ぶことが大切であることの他にも、自分の顔に合ったマスクを選ぶポイントがあります。ここでは、マスクを選ぶ上で大切になるポイントをしっかり押さえましょう。
マスクを選ぶ時のチェックポイント
マスクの形状から選ぶ
平型
平型マスクは、ガーゼマスクに多くみられる形状です。
平らな形をしているため、顔への密着することから高い保湿効果と保温性が特長です。エアコンの風が強いときや夜眠るときなど喉の乾燥を防ぎたいときにも活躍します。
プリーツ型
プリーツ型マスクは、一般的な不織布マスクにみられる形状です。
前面にプリーツ加工がしてあることで顔のサイズに合わせて調整しやすく、口を動かしてもズレにくいこと、プリーツによってマスクとの隙間が生まれるため、息苦しくなりにくいことも特長です。
立体型
立体型マスクは、不織布マスク・布マスク・ウレタンマスクにみられる形状です。
顔の形に合わせて立体的にデザインされているため、フィット感が良いうえに、口元にマスクとの隙間があることで息がしやすい特長があります。そのため、口紅がマスクにつきにくいことも利点のひとつに挙げられます。
長時間つけても耳が痛くならない素材や形状から選ぶ
マスクの耳にかけるゴムが細すぎたり、強すぎたりすると、耳の後ろが痛くなってしまうこともしばしばありますよね。
長時間つけることが多いだけに、耳に優しい素材や太めのゴムを採用している製品も販売されています。ショッピングサイトやホームページなどを確認して、配慮がされているかを見ることも大切なポイントです。
なお、痛みがある場合には我慢せずに別のマスクを使用するようにするか、痛みを緩和するアイテムを利用しましょう。アイテムの詳細についてはのちほどご紹介します。
全国マスク工業会のマークがある製品から選ぶ
マスク製品のパッケージに全国マスク工業会加盟のマークがついている場合には、一定の基準を満たす製品であると確認することができます。
具体的な基準としては、以下の4つです。
・製造工場の衛生環境にルールを設けている。
・化学物質(ホルムアルデヒド)の含有量に基準を設けている。
・表示にルールを設け、適切な表示を行っている。
・統一の試験方法を定め、捕集性能を評価している。
(引用元:朝日新聞DIGITAL「安心のマスク選びをするために必要なこと」)
マスクを選ぶときには安心の目安として、このマークがついているかどうか確認してみてください。なお、このマークによく似た偽物が記載された製品もあるようなので、細部まで確認することがオススメです。
自分に合ったサイズを知ろう
販売されているマスクには「ふつう」や「女性・子ども」などのサイズの表示があることが一般的ですが、本当に自分に合ったサイズはご存じでしょうか。サイズが合わないとせっかくのマスクの効果も軽減してしまいます。ご紹介する測定方法を行って、自分に合ったサイズを知りましょう。
手順はとても簡単です。行う前に定規を準備してください。
耳の付け根の1番高い部分に親指を添え、鼻のつけ根から1cm下のあたりに人差し指を添えます。
親指と人差し指の間の長さを測ります。
以下の表から、図ったサイズに対応するマスクサイズを確認します。
ここまでご紹介したことをまとめます。
まず、マスクを購入する前に、マスク自体の「目的に合った素材・形状・サイズ」をチェックするようにしましょう。次に、マスクを選ぶときには、全国マスク工業会に加盟している企業かどうか安心の目安にパッケージをと確認するとより安心です。